ラディウスは、iPhoneなどで手軽にハイレゾ再生を楽しむことができる3.5mmジャック搭載の超小型DACアンプ「RK-DA70L」を、2022年12月中旬〜下旬に発売する。市場想定価格は¥15,950前後(税込)。

 RK-DA70Lは、アップル社製品との互換性を保証するMFi認証を取得した、3.5mmジャック搭載の超小型DACアンプ。日本オーディオ協会のハイレゾマークを取得しており、最大で384kHz/32ビットのリニアPCMとDSD 5.6MHzのDoP再生に対応している。なお、384kHz/32ビットを超える音源は384kHz/32ビットにダウンコンバート、5.6MHzを超えるDSD音源は352.8kHz/16ビットのPCMに変換して再生される。

 SoCにはESS Technology社製「ES9270C」を搭載。同社の特許技術である「Hyperstream DAC」と「タイムドメイン・ジッターエリミネーター回路」を備え、高水準のオーディオ特性を実現してくれる。

 またES9270CはG級アンプを備えており、再生する楽曲などの音声信号レベルが低いときは、より低い電源電圧を使用し、信号レベルが増加すると、自動的に適切な電源電圧に切り替えてくれる。信号レベルの大きさに合わせて効率よく動作することで、接続端末の電源使用量を最適化し、省電力ながらも音声の出力レベルを問わず常に再現性の高い楽曲再生が可能という。

 筐体素材には、軽量で高剛性のアルミニウムを採用。接続するオーディオ機器を選ばないシンプルな外形ながら、ディテイルや質感の細部までこだわった仕上げで、全長も10cmとコンパクトだ。

 なお同社では、ハイレゾ再生用として「NePLAYER」アプリも準備している。NePLAYERは、iPhoneやスマートフォンでハイレゾ音源の再生やストリーミング再生を楽しむことができるアプリで、音楽を楽しむ人へ向けた多彩な機能を搭載し、ハイレゾ音源の繊細さと臨場感を余すことなく堪能できるとのことだ(RK-DA70Lの接続時は、無料版アプリ『NePLAYER Lite』のハイレゾ再生機能を、課金購入することなく使用可能)。

「RK-DA70L」の主なスペック

●対応サンプリング周波数/ビットレート:最大384kHz/32ビット(リニアPCM)、最大5.6MHz/1ビット(DSD)
●周波数特性:10Hz〜160kHz(@fs=384kHz)
●S/N:130dB(@16Ω負荷、A-weight)
●最大出力:0.7Vrms(@16Ω負荷)/1.0Vrms(@32Ω負荷)
●対応インピーダンス:16Ω〜600Ω
●接続端子:Lightningプラグ、3.5mmステレオミニジャック(3極)
●寸法/質量:全長100mm/7g