クリエイティブメディアから、周辺の環境音をより効果的に取り込む「Sensemore」技術を搭載した完全ワイヤレスイヤホン「Creative Sensemore Air」が、本日11月16日に発売される。価格はオープンで、同社直販サイト価格は¥9,980(税込)。なお、発売記念として、同社直販サイトで購入すると(11月30日まで)、特別価格¥6,986(税込)となる。

 Creative Sensemore Airの特徴でもあるSensemoreモードとは、同社、既発の完全ワイヤレスイヤホンが搭載するアンビエントモードに比べて、最大約5倍の感度を備えた、新しい=外音取り込み機能となる。近年では、周囲の状況を確認しながら音楽を楽しむ“ながら聴き”スタイルも増えてきており、これによって、イヤホンを取り外す手間なく、人の声や環境音をよりクリアに聴き取れるようになる、と謳っている。

 また、アクティブノイズキャンセル(ANC)機能は、フィードフォワード方式で、イヤホンのタップ(2回)、もしくは専用アプリから機能のオンオフが可能。ANCオフ、Sensemoreモード/アンビエントモード、ANCオンのトグルとなる(※Sensemoreモード/アンビエントモードは、専用アプリで切り替える)。

 搭載するドライバーは、現行モデルと同じ6mm径ながら、本Sensemore Air用にチューニングを施したバイオセルロース品を採用しており、クリーンな高音からバランスの取れた中音域、臨場感あふれる低音を再生するとしている。専用の「Creativeアプリ」を使えば、10バンドイコライザーでの音質調整も可能だ。

 なお、Sensemoreモード/アンビエントモード、ANCモードは、アプリでの5段階のレベル調整が可能で、外音の大きさによって周辺音の取り込みレベルや、外部ノイズの低減レベルを細かく設定することができる。

専用アプリを使うと、モードの切替え(Sensemoreモード/アンビエントモード)や効き具合の調整も行なえる

 本体は軽量仕様であり、同社完全ワイヤレスイヤホンラインナップの中で最も軽い片方で約5.2gを実現。

左奥は「Creative Outlier Gold」。充電ケースのデザインが変更された

イヤホン本体のデザインは従来からのお団子型を継承。音導管の形状がストレートに近くなった

 内蔵バッテリーの駆動時間は、イヤホン単体で最大約10時間、充電ケースを併用すると、最大約35時間の再生が可能となる。急速充電にも対応し、約10分の充電で2時間程度の利用ができる。ちなみに、充電ケースはQi互換ワイヤレス充電にも対応する。

Creative Sensemore Airの主な機能と特徴
<よりクリアな聞き取りをサポートするSensemoreモード>
Sensemoreモードとは、「Creative Outlier Pro」や「Outlier Air V3」が搭載するアンビエントモードに比べ、最大約5倍の感度を備えた外音取り込みの新しいモード。 イヤホンを取り外す手間なく、人の声や周囲の音をよりクリアに聞き取れるようになる。

<随時切り替え可能なANCモード>
フィードフォワード方式のアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能も搭載。外部ノイズを低減して、音楽リスニングへの集中をサポートしてくれる。

<アプリで自在にコントロール>
SensemoreモードおよびANCモードは5段階のレベルを備えており、外音の大きさによって周辺音の取り込みレベルを調節したり、外部ノイズの低減レベルもスマホアプリから調整可能。外音取り込みモードを従来のアンビエントモードに切り替えることもでき、利用シーンによって自在にノイズをコントロールすることができる。

<ロングライフ バッテリー>
イヤホン単体で最大約10時間、充電ケースと合わせて最大約35時間の再生が可能。また、イヤホン本体は約10分の充電で2時間程度の利用ができ、充電ケースはQi互換ワイヤレス充電にも対応している。

<様々な利用シーンで活用>
Bluetoothバージョン5.2に準拠しており、快適なワイヤレス音楽再生はもちろん、HFPプロファイルによる音声通話にも対応。タッチコントロールによって再生や通話応答の操作、Siri/Google アシスタント呼び出しなども行なえる。また、イヤホン本体はIPX5相当の防滴性能を備えていて、トレーニングやフィットネスなどの運動や、屋外など水しぶきがかかるようなシーンでも安心して使えるとしている。

 さて、今回は発売に合わせて製品を試す機会を得たので簡潔なインプレッションも紹介したい。まず形状については、同社のこれまでの完全ワイヤレスイヤホンのデザインを継承したもので(お団子型)、装着性も良好。イヤーチップは傘の部分が薄型の仕様で、圧迫感は少なめなので、長時間の装着でも違和感は少ないだろう。素材は結構柔らかく耳穴に密着する感じとなっており、カナル型特有の圧迫感は少ないものの、空気の圧力(飛行機に乗った時に感じる、気圧が変化した際の感覚)は少し感じるようになる。それもあってか、遮音性はまずまず。イヤホンを外すときにイヤーチップがおちょこになる(ひっくり返る)ことが多い。

 音質については、専用チューニングのドライバーを搭載していることもあり、反応も速く軽やかな印象。コーデックがAAC(&SBC)なのでそれなりだが、詰まった感じや、低音がやたら強調されることはなく、全体的にフラットで聴きやすいもの。定位は少し低めで目の奥当たり。音場感はそれほど広くなく、頭内、耳の間に音が集まってくるよう。響きや余韻は少なめ。コンテンツをハイレゾにすると、コーデックは同じながら、高域部分の再現性が向上し、定位感はもう少し上に上がりおでこの後ろあたりとなり、そこに音場が半球状に展開する感じとなる。

 Creative Sensemore Airにはアクティブノイズキャンセル機能(フィードフォワード式)も搭載されているのでチェックしてみた。通勤電車内で使ってみると、効果はマイルドながら周囲のざわざわとしたノイズはスーッと消えていく印象。遮音というよりかは減音という感じとなるが、音楽の聴き取りやすさは向上する。音質の変化は少なめで、定位感が少し下がってくる様子となる。

 本機の特徴でもあるSensemoreモードもテストしてみた。ANCオンオフとトグルになっていて、外面のセンサーの2回タップにて、ANCオフ/Sensemoreモード/ANCオンが順繰り切り替えられる。リリースに感度を5倍にアップと記述されている通り、通常のアンビエントモードよりも周囲の細かい音は聞こえて(拾ってくれる)くるが、キーボードのタッチ音、衣擦れ、紙のこすれる音なども強調されがちなので、専用アプリの調整機能を使って、4か3にするといい塩梅になる。使い勝手としては、騒音の比較的大きな環境下ではアンビエントモードを使い、ある程度静かな環境下ではSensemoreモードに切り替えるといいだろう(アプリで切り替え可能)。

Creative Sensemore Airの主な仕様
Bluetoothバージョン:Bluetooth 5.2
対応プロファイル:A2DP、AVRCP、HFP
対応コーデック:AAC、SBC
ドライバーユニット:6mmバイオセルロースドライバー
周波数特性:20Hz~20kHz
電源タイプ:内蔵型リチウムイオンバッテリー(左右各イヤホン60mAh/充電ケース400mAh)
電池持続時間:最大約10時間(イヤホン本体)/ 最大約25時間分(充電ケース)
充電時間:約2~3時間(イヤホン本体)/ 約2~3時間(充電ケース/USB充電時)
USB電源:5V / 1A
防滴性能:IPX5相当
質量:約5.2g(左右各イヤホン本体)/ 約38g(充電ケース)
付属品:イヤーピース(S/M/L各1ペア)、専用充電ケース、充電用USBケーブル(Type C-to-A)、クイックスタートガイド/ハードウェア保証書