エミライは、FiiO ElectronicsのUSB DAC内蔵ヘッドホンアンプ「K7」(市場予想価格¥35,750前後)を11月18日に発売する。

 K7は、同社の「K5 Pro ESS」と同サイズのコンパクトな据え置き型USB DAC内蔵ヘッドホンアンプながら、AKMの最新DACチップ「AK4493SEQ」を左右チャンネルで1基ずつ動作させるデュアル構成で搭載、オーディオ回路は最上位モデルである「K9 ProESS」と共通の完全バランス設計を採用。要望が多かったヘッドホンのバランス接続にも対応した最新モデルとなっている。

 ヘッドホンアンプ回路にもK9 Pro ESSと共通の「THX-AAA 788+」テクノロジーを採用することで、信号に含まれる音楽のディテイルを損ねることなく、コンパクトな筐体から最大で2000mWのドライブ力を発揮してくれる。

 その他の主な特長は以下の通り。

●旭化成エレクトロニクス製の最新DACチップ「AK4493SEQ」をデュアル構成で搭載
●DACからヘッドホンアンプ部までの完全バランス設計を採用
●FiiOとTHXの共同開発による「THX-AAA788+」ヘッドホンアンプ回路を2基搭載
●XMOS製「XUF208」採用で、PCM 384kHz/32ビット、DSD 256の再生に対応
●クリーンな独立電源供給回路設計を採用
●微細な音量調整を可能にするADCボリュウムコントロール機能
●2段階のハードウェアゲイン調整機能を搭載
●多彩な入出力を備え、オーディオシステムの中心に使用可能
●RGBインジケーターライトを搭載
●洗練されたシンプルな筐体デザイン

「K7」の主なスペック

●DACチップ:AK4493SEQ×2
●アンプテクノロジー:THX AAA-788+×2
●USBレシーバーチップ:XMOS XUF 208
●接続端子:USB Type-B×1、デジタル入力×2(同軸、光)、アナログ入力×1(RCA)、アナログ出力×1(RCA)、ヘッドホン出力×2(4.4mmバランス、6.35mm)
●対応サンプリングレート
 USB:PCM 384kHz/32bit, DSD 256 (Native)
 同軸/光:PCM 192kHz/24ビット
●ヘッドホン推奨インピーダンス:16〜300Ω
●出力:2000mW(バランス、32Ω負荷時/THD+N<1%)、1220mW(シングルエンド、32Ω負荷時/THD+N<1%)
●S/N:120dB(A-weighted, USB入力時)
●寸法/質量:W120×H55×D168mm/約610g