今井商事(G608)

●製品ジャンル:スピーカーシステム
●ブランド名:JERN
●製品名:14 DS
●価格:¥295,000(ペア、税込)
●発売時期:発売中

●製品ジャンル:スピーカーシステム
●ブランド名:JERN
●製品名:15
●価格:未定
●発売時期:年内

JERNのスピーカー。左が「15」で右が「14 DS」+サブウーファー

 今井商事のブースでは、デンマーク、JERN(ヤーン)のスピーカーを使ったデモを開催。同社のスピーカーはねずみ鋳鉄と呼ばれる素材を使った、だるまのような形の密閉型エンクロージャーが特長。内部にグラファイトの結晶構造を備えているので、強度があり、振動吸収にも優れ、いわゆる筐体の鳴きが少ないのが特長だという。

 今回は20mmドーム型トゥイーターと13cmウーファーを搭載した「14 DS」に別売のサブウーファー内蔵スタンドを組み合わせたシステムでデモを実施。さらに新製品の「15」の試聴もできるようになっている。15は本体サイズは14シリーズと共通だが、使われているユニット等が異なり、再生周波数帯域が59Hz〜28kHzに変更されている(14 DSは90Hz〜20kHz)。

 その他に、米国、ウーオーディオの真空管式ヘッドフォンアンプ「WA7Fireflies(3rd gen.)」も展示。入力端子にはUSBを備え、ハイレゾ信号は最大でリニアPCM 384kHz/24ビット、DSD 5.6MHzに対応している。

アイレックス(G607)

●製品ジャンル:スピーカーシステム
●ブランド名:ALARE
●製品名:Remiga 2
●価格:¥12,980,000(ペア、税込)
●発売時期:発売中

●製品ジャンル:トーンアーム
●ブランド名:Reed
●製品名:Reed 5A
●価格:¥1,595,000(標準シェル仕様、税込)
●発売時期:発売中

●製品ジャンル:フォノイコライザー
●ブランド名:Audiospecials
●製品名:Phonolab1.5
●価格:¥1,507,000(税込)
●発売時期:11月1日

 アイレックスブースの注目アイテムは、イタリア、ALARE(アラーレ)のハイエンドスピーカー「Remiga 2」だ。今年3月から発売をスタートしたモデルで、東京インターナショナルオーディオショウには初展示。今回はAUDIAのプリアンプ「Strumento n1 mk2」とパワーアンプ「Strumento n8」という組み合わせでドライブされている。

 再生ソースにはReedのアナログプレーヤー「MUSE 3C」+カーボン製トーンアーム「Reed 1H」と、マイクロのターンテーブル「RX-5000」にDerenevilleのフォノモーター「DMS-5001」を組み合わせたシステムを準備している。なお後者にはReedの新型トーンアーム「Reed 5A」が取り付けられている。

 また、このふたつのアナログプレーヤーは昨日発表されたばかりのAudiospecialsのフォノイコライザー「Phonolab1.5」につながれていた。

太陽インターナショナル(G610)

●製品ジャンル:アナログプレーヤー
●ブランド名:NAGRA
●製品名:REFERENCE ANNIVERSARY TURNTABLE
●価格:¥24,640,000(全世界70セット、税込)
●発売時期:発売中

●製品ジャンル:スピーカーシステム
●ブランド名:AVALON
●製品名:ISIS SIGNATURE
●価格:¥18,370,000(ペア、税込)
●発売時期:発売中

●製品ジャンル:ヘッドホン再生システム
●ブランド名:dCS
●製品名:LINA Network DAC+Master Clock+Headphone AMP
●価格:¥2,420,000+¥1,430,000+¥1,738,000(すべて税込)
●発売時期:未定

●製品ジャンル:D/Aコンバーター
●ブランド名:dCS
●製品名:Vivaldi APEX DAC
●価格:¥5,819,000(税込)
●発売時期:発売中

 アヴァロンの大型スピーカー「ISIS SIGNATURE」が目を惹くのが、太陽インターナショナルのブースだ。駆動するパワーアンプはNAGRA「HD AMP」ということで、まさにハイエンドサウンドを体験できる陣容となっている。

 もうひとつの注目機がNAGRA初のレコードプレーヤー「REFERENCE ANNIVERSARY TURNTABLE」だ。スイス製の高精度デカップルド ブラシレスDCモーター2機を180度対向させて配置したマルチモーター ドライブシステムを搭載し、プラッターの回転速度安定性を高めていることが特長という。

 dCSからは高級ヘッドホン再生システムとなる「LINA」シリーズも展示された。いずれもハーフサイズの筐体で、「Network DAC」「Master Clock」「Headphone AMP」の3アイテムをラインナップする。

 Network DACはRoon、TIDAL、Spotifyといったサービスに対応済みでハイレゾストリーミングも楽しめる。DAC回路にはRing DACを搭載。USB入力×2(Type-A/Type-B)、同軸デジタル入力×2(BNC/RCA)、光デジタル入力×1、AES/EBU入力×2を備え、最大384kHz/24ビットのリニアPCMとDSD128に対応している。出力端子はRACとXLRが各1系統。

 Headphone AMPはアナログ入力専用ヘッドホンアンプで、低出力インピーダンスにより、高感度ヘッドホンも問題なくドライブしてくれる。3ピンと4ピンのXLRバランス出力、さらに6.35mmヘッドホン出力も備えている。

 この他にオランダ、TAIKO AUDIOのミュージックサーバー「EXTREME」を使った試聴会も行われるので、最高のハイレゾ再生を体験したいという方はスケジュールをしっかり確認していただきたい。