ティアックは、70年の歴史を誇るアメリカのスピーカーブランド、Klipsch(クリプシュ)のプレミアムスピーカー「HERITAGE」シリーズの最新モデルを発売する。そのラインナップは以下の通りで、全モデル受注生産。

Klipschorn AK6 ¥1,650,000(1台、税込、ブラック、ウォルナット、チェリー)
LaScala AL5 ¥1,210,000(1台、税込、ブラック、ウォルナット、チェリー)
Cornwall IV ¥682,000(1台、税込、ブラック、ウォルナット、チェリー)
Forte IV ¥550,000(1台、税込、ブラック、ウォルナット、チェリー、オーク)
Heresy IV ¥319,000(1台、税込、ブラック、ウォルナット、チェリー、オーク)

 同社のHERITAGEプレミアムスピーカーは、ライブ会場のようなリアルな音を自宅に居ながらにして体験するという、創業者ポール・W・クリプシュの意志を受け継ぎ、創業の地である米国アーカンソー州ホープの工場で熟練の職人の手によって、最高級の素材を使用して組み上げられている。

「Klipschorn AK6」

 新製品トップモデルのKlipschorn AK6は、システムのパワーとパフォーマンスの最大化を図るために2インチ(50.8mm)のフェノリック振動版コンプレッションドライバー(K-702)をミッドレンジの高効率ホーンに搭載。その結果、システムの歪を最小限に抑え、リスニングエリア全体に明瞭で安定したサウンドを提供する。

「La Scala AL5」

 La Scala AL5は、よりコンパクトなデザインで最高級のサウンドを提供するモデル。15インチ(381mm)ファイバーコンポジットコーンウーファー(K-33-E 15”)が搭載されており、歪を抑え、解像度と分解能を高めたローレンジを再生する。ウーファー部のホーンには、1940年代にポール・W・クリプシュが考案した独自のフォールデッドホーン(折り曲げホーン)が採用されている。

「Cornwall IV」

 Cornwall IVもK-702ミッドレンジコンプレッションドライバーを搭載、ポリイミド振動板が細部に渡る表現力とダイナミクスさを両立させている。新しいフェーズプラグを特徴としたK-107-TIチタニウム振動板HFドライバーは、高域のリスニングエリア全体が均一となり、より広いスイートスポットを実現する。

「Forte IV」

 Forte IVは、1985年の発売以来、名機として支持されてきたForteシリーズのニューモデル。最新のデザインとアコースティック・エンジニアリングの進歩により、プレミアムなパフォーマンスを約束する。

「Heresy IV」

 Heresy IVは、Heresyシリーズで初めてリアポートを採用し、低域の伸びを10Hz近く向上させた。独自のTractrixポートは、このクラスでもっとも効率的かつ高速な空気の移動を可能にし、ポートノイズを低減してよりパンチの効いた低音域を実現する。