ハーマンインターナショナルは、アメリカJBLの壁/天井用埋め込み型スピーカー「Stage Architecturalシリーズ」を、今年9月から順次発売する。ラインナップと価格(税込)は以下の通り。

●同軸2ウェイ天井埋込み型
Stage 280C ¥26,400(1本) 200mmウーファー+25mmドーム型トゥイーター・同軸
Stage 280CSA ¥26,400(1本) 200mmウーファー+25mmドーム型トゥイーター・同軸
Stage 260C ¥18,700(1本) 165mmウーファー+25mmドーム型トゥイーター・同軸
Stage 260CSA ¥18,700(1本) 165mmウーファー+25mmドーム型トゥイーター・同軸

●2ウェイ壁埋込み型
Stage 280W ¥26,400(1本) 200mmウーファー、25mmドーム型トゥイーター
Stage 260W ¥18,700(1本) 165mmウーファー、25mmドーム型トゥイーター

●仮想同軸型2ウェイ壁埋込み型
Stage 250WL ¥28,600(1本) 130mmウーファー×2、25mmドーム型トゥイーター

「Stage 280C」(左)と「Stage 280CSA」(右)。Stage 280CSAはユニットの向きを調整可能

 埋め込みスピーカーは、商業施設や公共施設などで使われていたが、近年はインテリア性の高い住環境を整えたり、開放的な空間を実現するために、個人の住宅用途としても人気が高まっている。

 新製品のStage Architecturalシリーズは、JBLプロフェッショナルのスピーカー技術とサウンドを、そのまま家庭でも楽しむことができるように開発され、壁埋め込み用3モデル、天井埋め込み用4モデルの合計7モデルをラインアップしている。

 全モデル共通の特徴として、グリル外周のベゼルがないベゼルレスデザインとマグネットキャッチグリルを採用。取り付けた際の存在感をなくし、居住空間のインテリア性を損なうことなく設置できる。また、容易に確実な取り付けができるドッグレッグ構造と奥行約10cmの薄型設計により、狭い壁間や天井裏でも短時間かつ安全に施工が可能という。

壁埋込み用の「Stage 280W」(左)と「Stage 250WL」(右)

 音質面では、 ウーファーにJBL伝統のSFG(Symmetrical Field Geometry)磁気回路とポリセルロースコーンを採用することで、埋込み型ながら歪みが少なくキレのある力強い中・低音域を実現。トゥイーターには25mm径アルミダイアフラム・ドーム型を搭載している。両方の振動板素材は、据置き型のStageシリーズと同一のものを使用しているので、既存のStageシリーズと組み合わせてもいい。

 壁埋め込み用の「Stage 280W」「Stage 260W」「Stage 250WL」には、高精細な音像イメージを創造するHDI(High-Definition Imaging)ホーンを採用。スリムタイプのStage 250WLは、低域用ユニットで高域用ユニットを挟み込んだ仮想同軸レイアウトで、正確な音像定位によりセンタースピーカーとしても効力を発揮する。

 天井埋め込み用「Stage 280C」「Stage 260C」「Stage 280CSA」「Stage 260CSA」は、トゥイーターに周波数特性と指向特性を整えるウェーブガイドと音響レンズを装備、トゥイーターとウーファーは同軸配置されている。Stage 280CSA、Stage 260CSAはリスニングポジションに向けて20度の角度をつけることで、 天井設置であってもより正確な音像定位を可能にしている。

「Stage 260C」は、取り付け時のカット寸法は直径203mmで、埋め込み深さは101mm