HTC NIPPONは、日本では約4年ぶりとなる新作スマートホン「HTC Desire 22 pro」を10月1日に発売すると発表。本日より予約を開始した。価格は¥64,900(税込)。なお、カラーリングは「チェリーブロッサム」「ダークオーク」「サルサ・レッド」の3色を揃え、「サルサ・レッド」は日本独自ラインナップで、同モデルのみ10月末の発売となる。

 さらに、同社VRグラス「VIVE Flow」とのセット販売もあり、こちらの価格は¥114,900(税込)。同セット購入者には、HTCのメタバースサービス「VIVERSE」で利用できるマイルームPodがプレゼントされるという(限定数配布次第終了となる)。

 今回発表のHTC Desire 22 proは、同ブランドのミドル・ハイのクラスとなる「Desire」シリーズに属する製品。もちろん最新の5G対応で、幅広い周波数をサポートしているのも特徴となる。ワイヤレスリバース充電(ワイヤレス給電)などの数々の便利な機能も搭載。VRグラスの「VIVE Flow」と組み合わせることで、さまざまな新しい映像体験ができるようになり、一足先に近未来の世界を感じられるスマートホンになると謳っている。

冒頭、HTCが展開するメタバース「VIVERSE」内に、少し若めのアバターで登場した児島 社長

会見後のフォトセッション。HTC NIPPON(株)代表取締役社長 児島全克氏(左)と、同VICE PRESIDENT 川木富美子氏

HTC Desire 22 proの主な特徴
・大きな6.6インチディスプレイ
 6.6インチディスプレイを搭載。1080×2412の解像度と、なめらかな120Hzリフレッシュレートで、画像(写真)、動画、ゲームをくっきりとした映像で楽しめる。

・充実したカメラ機能
 6,400万画素のメインカメラ、1,300万画素のウルトラワイドカメラ、500万画素の深度センサー搭載の背面カメラ、3,200万画素のフロントカメラを採用。AIシーン認識やビューティモードなどの機能も装備しており、思い出を美しい映像で残すことができる。

・幅広い帯域をカバー
 SIMフリースマートホンで重要な対応周波数は、3G・LTE・5G(Sub6)の国内すべての帯域をカバー。

・強力なバッテリー機能
 4,520mAhの大容量バッテリーは、高速充電、ワイヤレス充電に加えて、VIVE Flowなどへの給電にも対応。対応機器へのワイヤレスリバース充電(ワイヤレス給電 Qi規格)も行なえる。

・IP67の防水・防塵性能

・おサイフケータイ対応などの日本独自の機能も搭載

 なお、本HTC Desire 22 proは、VRグラス・VIVE Flowとの組み合わせを想定して最適化されているそうで、組み合わせることで、リラクゼーションやパーソナルシアターなど、自分時間をさらに豊かに過ごせるようになると謳っている。

VRグラス「VIVE Flow」と組み合わせた、「360Channnel」のデモ。360度全方位の映像を持つコンテンツが2000本以上用意されており、実際にコンテンツを再生して頭を動かすと、自分の周り全域の映像が楽しめる、というもの。解像度は高くない(VHS程度)。スピーカーは柄の部分に内蔵されていて、装着すると耳の後ろに来るようで、音は後頭部のあたりに定位するようになる

VRグラス「VIVE Flow」には度入りの接眼レンズがあり、眼鏡ユーザーも裸眼で楽しめる。記者は裸眼で0.1未満だが、普通に裸眼視聴できた