ティアックは本日、アメリカ、VOXX International Corporationの子会社であるPremium Audio Company, LLC(PAC)が取り扱うKlipsch(クリプシュ)、Jamo(ヤモ)、ONKYO、INTEGRA及びPIONEERブランドのホームAV製品の日本国内における販売代理店契約を締結したと発表した。これらの関連製品は今年秋ごろから順次販売を開始する。

 PACは、2020年に設立された販売会社で、Klipsch、Jamo、Mirage、ProMedia、Magnat、Heco、MAC AUDIO、ONKYO、INTEGRA、PIONEER、Eliteといったブランドを擁している。コンシューマーテクノロジーにおいてもっとも革新的で、プレミアムなオーディオソリューションを通じ、プレミアムなホームエンターテインメント体験を提供していくという。

 同社は2021年9月にオンキヨーテクノロジー社(OTKK)を通じて、ONKYO、INTEGRAのブランドを取得、パイオニア株式会社とライセンス販売契約を締結した。OTKKは大阪を拠点に今まで通りONKYO、INTEGRA、PIONEERブランドのホームAV製品の開発設計を担っていくそうだ。

 製品サポートは、本年秋口より国内で販売する、Klipsch、Jamo、ONKYO、INTEGRA、PIONEERブランドのホームAV新製品については、ティアックで対応。それ以前に購入された同ブランドのホームAV製品の修理、問い合わせについても、できる限り対応できるよう状況の精査を行っているが、すべての製品の修理には応じられない可能性があるそうだ。修理対応可能な製品については、随時各ブランドのサイトで案内していくという。

 なおティアックが販売しない、ヘッドフォンやDAP等携帯型デジタルオーディオプレーヤーなどのポータブル機器、補聴器、据え置き型電話機、手元スピーカー、収音機などのコミュニケーション製品、DJ製品、テレビ・モニター、BD/DVDレコーダー等については、修理、サポートの対象外となる。クラウドファンディングにて生産・販売されたONKYOブランドの「TX-8390」及びPIONEERブランドの「SC-LX904」は修理対応してくれる。