A FISTFUL OF DOLLARS - 4K UHD BLU-RAY
BD-100 | HEVC / H.265 | Native 4K | BT.709 | 2.35:1 | English DTS-HD MA 5.1 | English DTS-HD MA 2.0
99min | Kino Lorber Studio Classics | May 31, 2022

映像平均転送レート 79975 kbps(BT.709)| 音声平均転送レート 1801 kbps(DTS-HD MA 2.0 | 48kHz | 24bit)1723 kbps(DTS-HD MA 5.1 | 48kHz | 16bit)

ご存知マカロニウエスタンの曙。黒澤明の『用心棒』翻訳西部劇ながら、監督セルジオ・レオーネはスタイリッシュなニヒリズムとケレン味で、衰退著しかったウエスタンを生き返らせた。35mmテクニスコープカメラネガからの2017年4Kレストア/DPX(Digital Picture Exchange)ファイル使用。HDRグレードは行われずSDR/BT.709仕様となる。2017年版は伊ボローニャの名門イマジネ・リトロバータ現像所がレストアを行ったが、2011年MGMマスターと色調が異なり、今回はキーノローバーとMGM、デラックス社が新たにSDRグレードを実施。2018年発売4KレストアBLU-RAYと比較すると、色調が大幅に改善されている。テクニスコープ作品ならではの粗目の画調ながら、立体感や奥行きの描画力も強化。鮮やかな風景のインターカット。息苦しくなるようなクリントの大顔絵。これぞ、この映画の命。5.1/2.0 monoサウンドマスターは2018年BLU-RAYのリユース。わずかにヒスノイズが残るが整音は良好。5.1ch音声はアップミックス再生との相性ヨシ。

UHD PICTURE - 4.5/5  SOUND(2.0 mono) - 4.5/5

2022年レストレーション              2017年レストレーション

テクニスコープ:スタンダードサイズの1フレームを上下に二分割して横長画像を生成、シネマスコープと同様に上映し横長画像を得る。撮影用ネガを節約できるが、収録面積が少ないため画質は粗くなる。ただし、球面レンズを使用するため、F値が低く暗い場所での撮影でも深い被写界深度を得ることが出来る。