トップウイングサイバーサウンドグループから、イタリアM2TECHの新製品として、モノーラルパワーアンプ「Larson」とチャンネルデバイダー「Mitchell」が発売される。どちらも7月18日の発売予定。

●純A級モノーラルパワーアンプ:Larson(ラーソン) ¥880,000(税込、ペア)
●3ウェイ・チャンネルデバイダー:Mitchell(ミッチェル) ¥715,000(税込)

純A級モノーラルパワーアンプ「Larson」

 LarsonはFETシングル構成の純A級モノーラルパワーアンプ。正統派の回路構成によって、色彩豊かで、スピード感が速く、目の前に浮かぶような音像を再現する。

 内部回路の小型化と保護回路を最小化するために、あえて外部電源方式(ACアダプター)を採用した。筐体は22cm角というデスクトップサイズながら、20Wのパワーを生み出している。

 「Larson」の主な特徴は以下の通り。
●正統派FETシングル回路設計
●シングルエンド(RCA)、バランス(XLR)入力搭載
●小筐体化と保護回路の撤廃を両立するために、電源をACアダプター化

「Larson」の主なスペック

●接続端子:アナログ入力2系統(RCA、XLR)、スピーカーターミナル(Yラグ・バナナ対応)
●出力パワー:20W(Ω)、40W(4Ω)
●入力インピーダンス:33kΩ
●ゲイン:23dB
●S/N:105dB(A)
●寸法/質量:W220×H210×D220mm/10.5kg

3ウェイ・ステレオチャンネルデバイダー「Mitchell」

 3ウェイ・チャンネルデバイダーのMitchellは、純アナログ回路ながら自由自在なパラメーター設定を可能にした点が特長。帯域ごとのバランス式フィルターモジュールはオールパスフィルター、6dB、12dB/Octの周波数に制限のないローパス・ハイパスフィルター、ノッチフィルターで構成されている。

 このフィルターモジュールはプログラマブルとなっており、PCから自由に構成を変更、さらにカスケードすることもできる。純アナログの豊潤な音質と、デジタル式チャンネルデバイダーの容易かつ多様な設定変更を兼ね備えている。

 「Mitchell」の主な特徴は以下の通り。

●シングルエンド(RCA)、バランス(XLR)入出力搭載。バランス出力はXLR 7pinを搭載しており、一般的なXLR 3pinへの変換アダプターが付属
●PC(Windows)から専用ソフト「Mitchell Configurator」を用いて、設定変更・反映が可能
●Mitchell Configuratorには各パラメーターの設定を補うアシスト機能搭載
●各モジュールは独立して設定が可能で、デジタル方式とほぼ同じ操作性を実現
●各帯域をカスケード設定することで、アドオンユニット(サブウーファーやトゥイーター)から、2〜3ウェイまで柔軟に対応。また、Mitchellを2台組み合わせることで、4〜5ウェイにも対応可能

「Mitchell」の主なスペック

●接続端子:アナログ入力(RCA、XLR)、アナログ出力(RCA×3、XLR)
●カットオフ周波数:50〜15,000Hz(各帯域制限なし)
●S/N:100dB(A)〜110dB(A)※フィルター設定に応じる
●THD+N:0.015%
●入力インピーダンス:47kΩ(RCA)、20kΩ(XLR)
●寸法/質量:W220×H220×D50mm/2kg