ソニーから、Bluetoothイヤホン「WI-C100」が発表された。市場想定価格¥5,000前後で、6月24日の発売を予定している。本体カラーはブラック、ホワイト、ベージュ、ブルーの4色をラインナップする。

ブルー仕上げ。L側のリモコン部でボリュウム等の調整が可能

 最近のBluetoothイヤホンは完全ワイヤレスタイプが全体の70%に迫る売り上げを占めているそうだ。ただし、台数ベースでは価格の安いL/R一体型の数が多く、根強い人気を誇っている。

 今回のWI-C100はお手頃な価格帯(5,000円未満)に属するL/R一体型の新製品で、従来モデル「WI-C310」「WI-C200(生産終了)」の上位に位置する。開発者によると、“5,000円未満ではコスパ最強モデル”を目指して開発されたという。

 一番の特長は、連続使用時間が最大25時間に進化し、さらに本体が防滴仕様のIPX4に対応したこと。ロングバッテリー化はBluetoothイヤホンユーザーから要望の多いテーマで、防滴仕様にすることで雨天や運動時にも安心して使えるように配慮している。

こちらばブラック仕上げ。本体重量は約20gとのこと

 音質面では、圧縮音源で失われがちな高音域や消え際の微小な音を再現し、ハイレゾ相当の音質で楽しめる独自技術「DSEE」を採用、「Headphones Connect」アプリによるイコライザー調整機能や「360 RealityAudio」の再生にも対応した。

 搭載された9mmドライバーはWI-C310/C200と同一で、ネオジウムマグネットを搭載したもの。それを駆動する電気回路等も変更されていない。BluetoothコーデックはSBCとAACに対応済み。

 音作り面では、中音域のレベルを上げることで全体域のバランスを改善、ヴォーカルがより自然に再現されるようになったそうだ。実際にデモ機の音を確認させてもらったが、女性ヴォーカルがすぐ目の前(頭内定位だけど)で歌っているように聴こえてきた。しかも低域をブーストしたようなこともなく、S/Nのいいクリーンな印象なので、無理にボリュウムを上げなくても音楽を楽しめそうだ。