小社では6月2日、季刊『ステレオサウンド』223号(2022年夏号)を発売いたしました。本号では読者の皆様とともに“未来に語り継ぎたい”オーディオコンポーネントを選ぶ「オーディオの殿堂」を掲載。トータル170ページにおよぶボリュウムでお届けする大特集となっています。

そんな殿堂入り105機種を貴重な写真とともにご紹介していく本ページも、今回で折り返しとなる4回目(全8回)。ここからはアンプ編となります。まずはプリアンプ全12機種をご紹介していきましょう。

プリアンプ

洒落たデザインが魅力の小型プリ&パワー。英国製らしい“典雅でシャープな再生音”
クォード
44・405

時代はCD誕生期。社名変更と期を一にして後続機への礎を築いたエポックメイキングな存在
アキュフェーズ
C280

 

独自のボリュウム回路「AAVA」登場から8年。小型化により、バランス入力→出力を初めて実現
アキュフェーズ
C3800

デザイン、性能ともに当時最先端のプリアンプ。音と音との間にある気配が「視える」
JBL
SG520

 

“音と音のあいだの静寂を表現する”物静かな設計者の姿を体現する一貫性
ジェフ・ロゥランド
Coherence

デザインや操作感からも使い手を魅了する、妖艶なる音世界への導き手
チェロ
Encore 1MΩ Preamp.

 

70年代、狂おしいほどに恋焦がれた高嶺の花。類例のないユニークな回路デザインが新鮮だった
マークレビンソン
LNP2L

マドリガル時代初期を代表する内容充実のプリ。厚みのある堂々とした音で精度の高さも
マークレビンソン
No26L

 

あまりにも名高い姿美しき真空管式プリ。技術誌の表紙でえらくかっこいいアンプだと見入った
マランツ
Model 7

初期の代表作LPN2から四半世紀後に登場。「味わいのよさ」から「表現力の高さ」へ
マークレビンソン
No32L

 

夢心地の世界へと聴き手を誘うパネルデザイン。現代でも十分通用する芳醇かつ精緻な音
マッキントッシュ
C22

大豊作期を象徴する贅を凝らした造りに魅了。ブランドの真骨頂たる細部へのこだわりが光る
ラックスマン
C10

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特集「オーディオの殿堂」では巻頭座談会や殿堂入り機種にまつわる評論家諸氏によるエピソードを収録。読者と同条件で投票に臨んだ14名がどのように機種選定をしていったのかや、読者投票の一部も紹介しています。このほか話題の新製品も充実。新譜紹介や連載エッセイなど、オーディオを多方面からお楽しみいただける内容となっています。