小社では6月2日、季刊『ステレオサウンド』223号(2022年夏号)を発売いたしました。本号では読者の皆様とともに“未来に語り継ぎたい”オーディオコンポーネントを選ぶ「オーディオの殿堂」を掲載。トータル170ページにおよぶボリュウムでお届けする大特集となっています。

本特集では105機種の殿堂入り製品が決定。ここでは、その記念すべき「オーディオの殿堂」入りモデル全機種を8回に分けて紹介していきます。まずはオーディオ製品の顔ともいうべきスピーカーシステム20機種を公開いたします。

 

スピーカーシステム

サイズからは信じられない重低音が得られる、60年代に登場した画期的な密閉型スピーカー
アコースティック・リサーチ
AR3a

マトリクス構造とリニアフェイズ構造を採用した80年代B&Wの代表作。多くの派生モデルも誕生
B&W
Matrix 801 Series2

 

箱臭さが皆無で、シームレスな音のつながり。空気が、楽器にヴォーカリストに、化ける
B&W
Nautilus

 

美しいエンクロージュアに強力なユニットを搭載。史上最高のコンシューマー用スピーカー
JBL
D30085 Hartsfield

 

日本で爆発的にヒットした本格スタジオモニター。説得力に満ちた音で聴き手を魅了
JBL
4343

 

ノーチラスの遺産を受け継ぎ、使いやすく手を加えた800シリーズ・ダイアモンド第3世代機
B&W
800D3

 

JBL第二の「プロジェクト・スピーカー」。不朽の名作、オーディオコンポーネントの金字塔
JBL
D44000 Paragon

 

“日本のオーディオファイルの耳”により、その魅力が見出された80年代を代表するモニター機
JBL
4344

 

60年代のJBLを代表。デザインをとりわけ重視した同社の典型・最高級版たるモデル
JBL
D50S8R Olympus

 

JBLマニア垂涎の4インチ・ドライバーを搭載するプロジェクトK2シリーズ初代機
JBL
Project K2 S9500

 

21世紀最初の「プロジェクト・エベレスト」として開発された同社創立60周年記念モデル
JBL
Project Everest DD66000

 

21世紀初頭に登場したニール・パテルの傑作。広大なサウンドステージが現れスピーカーが消える
アヴァロン
Diamond

3ウェイ構成のオール・リボン型スピーカー。軽々と音が出てフワーッと響きが漂う長身の“歌姫”
アポジー
Diva

 

シアターユースらしい、ダイナミックレンジの広さとパワーリニアリティの良さ。感度の高さも抜群
アルテック・ランシング
A5

 

鳴らし込みが難しい映画館用スピーカー。70年代初めに山中氏が導入し、その後、ぞくぞくとファンが増加
アルテック・ランシング
A7

位相整合をはかる階段状のユニット配置が採用された、現代オーディオ史上に燦然と輝く貴重なスピーカー
KEF
Model 105

 

クリプッシュホーンを採用したコーナー型スピーカー。造りもサウンドも殿堂入りに全く不足なし
ヴァイタヴォックス
CN191 Corner Horn

 

WATT/PUPPYの純正組合せ誕生以降、音の完成度を高めていったウィルソンの代表作
ウィルソンオーディオ
System 7

小音量再生時の表現力の豊かさが大きな魅力。包みこむ空間感は今でも忘れることができない
クォード
ESL

 

放射パターンを球面波に改良し、情報量豊かで分解能に優れた音を聴かせたESL第2世代機
クォード
ESL63

 

 

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特集「オーディオの殿堂」では巻頭座談会や殿堂入り機種にまつわる評論家諸氏によるエピソードを収録。読者と同条件で投票に臨んだ14名がどのように機種選定をしていったのかや、読者投票の一部も紹介しています。このほか話題の新製品も充実。新譜紹介や連載エッセイなど、オーディオを多方面からお楽しみいただける内容となっています。