ソニーは本日5月19日、都内でオーディオ新商品発表会を開催し、新作完全ワイヤレスイヤホン「LinkBuds S」を、6月3日に発売するとアナウンスした。価格はオープンで、想定市場価格は¥26,000前後。

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 LinkBuds Sは、今年2月に発売された「LinkBuds」の兄弟モデルで、同機が提案する常時装着という完全ワイヤレスイヤホンの新しい使い方、楽しみ方を引き継ぎ、そこにさらに新たに2つのキーフィーチャーを盛り込んだ、LinkBudsシリーズの第2弾製品。

 LinkBudsは発売以後、完全ワイヤレスイヤホンのメーカー別台数シェアでNo.1を獲得するなど人気を博しているという。しかしその一方で、近年のトレンドでもあるアクティブノイズキャンセル機能(ANC)の搭載や、より高音質な再生を望む声も多く寄せられたといい、本LinkBuds Sでは、LinkBudsが切り開いた常時装着という使い方(ライフスタイル)に、ANC機能と高音質再生(LDACコーデックのサポート)を追加し、ユーザーの声に応えた製品となる。

 発表会では、常時接続という体験をより便利なものに、より楽しめるものにするための、提案も明らかになった。一つは「Auto Play」というアプリの開発・提供。一つはARアプリ会社「NIANTIC」のと提携。それぞれでパートナーを組む企業の担当者も登壇した。

 Auto Playは、LinkBuds Sに内蔵するセンサーを使って、ユーザーの動きや行動に即して設定した音楽サービスを自動再生――Auto Play――してくれるもの。上記関連記事でも紹介したが、設定できる音楽サービスは、SpotifyとEndelの2種。Spotifyからは、スポティファイジャパン 代表取締役 トニー・エリソン氏が来場し、実際にLinkBuds Sを体験して感じた魅力(使い勝手)を「小さな革命」と称賛していた。

 一方、NIANTIC(ナイアンテック)からは村井説人 代表取締役社長が登壇し、LinkBuds S のANCと外音取り込み機能を先行して体験。「シチュエーションに合わせて使い分けることができて、素晴らしかった」と、こちらもその魅力を声を大にして語っていた。

 なお、Endelの担当者の登壇は叶わなかったが、「我々は音の力を使って心身の健康を高めることを目標に活動しています。今回、LinkBuds Sと連携することができてうれしいです。ぜひ、Endelの楽曲を聴いて、豊かな日常を送ってほしい」というコメントを寄せていた。

会見後に記念撮影。左からソニーマーケティング 麥谷氏、ナイアンテック 村井氏、ソニー 中村氏、スポティファイジャパン トニー・エリソン氏、ソニー 伊藤氏

サウンドARアプリ「Locatone」に、位置と音を設定するソフト「Locatone Studio」

Locatone対応コンテンツ。その場所に行くと、音声コンテンツが楽しめるようになる