シャープは、2022年春の新製品として4K有機ELテレビ7モデルと4K液晶テレビ12モデルの合計19モデルを発表した。先ほどリポートした有機ELテレビに続いて、液晶テレビ新製品の特長を紹介する。

4T-C65EU1 市場想定価格¥330,000前後(税込、6月11日発売)
4T-C55EU1 市場想定価格¥264,000前後(税込、6月11日発売)

4T-C70EN1 市場想定価格¥330,000前後(税込、6月11日発売)
4T-C65EN1 市場想定価格¥286,000前後(税込、6月25日発売)
4T-C60EN1 市場想定価格¥253,000前後(税込、7月9日発売)
4T-C55EN1 市場想定価格¥209,000前後(税込、6月11日発売)
4T-C50EN2 市場想定価格¥176,000前後(税込、7月9日発売)
4T-C43EN2 市場想定価格¥165,000前後(税込、7月9日発売)

4T-C75EL1 市場想定価格¥286,000前後(税込、6月25日発売)
4T-C65EL1 市場想定価格¥209,000前後(税込、7月16日発売)
4T-C50EL1 市場想定価格¥148,000前後(税込、7月16日発売)
4T-C43EL1 市場想定価格¥137,000前後(税込、7月16日発売)

アクティブ駆動型直下型LEDバックライト搭載機「T4-C65EU1」

 液晶テレビの新製品EU1シリーズも、ミニLEDバックライト搭載「XLED」シリーズの映像再現を目指して絵づくりされている。

 液晶テレビはもともと輝きの再現が得意ということもあり、黒の締まりの向上をテーマとして、独自のN-Blackパネルにアクティブ駆動型の直下型LEDバックライトを採用している。

 これはミニLEDで培った技術を応用して新開発されたもので、従来以上の細やかな調整を行うことで黒の再現と輝きの効果を出す方向にチューンされているようだ。

 サウンド面では有機ELテレビのEU1シリーズ同様に「ARSS+」(AROUND SPEAKER SYSTEM PLUS)を搭載。本体上部に2ウェイ2スピーカー、下部に2ウェイ3スピーカーを、さらにサブウーファーも加えて、ドルビーアトモス音源も楽しめるようになっている。

 新開発映像処理エンジンの「Medalist S3」も内蔵し、AIプロセッサーによる映像補正にも対応済みだ。精細感復元、リアリティ復元、スマートアクティブコントラスト、輝き復元、リッチカラーテクノロジーといった機能に加えて、ネット動画クリア補正も新搭載されている。

 スマート機能としてはGoogle TVに対応し、配信コンテンツの検索も簡単にできる。リモコンは動画配信サービスのダイレクト呼び出しボタンが8つに増え、新たに「Disney+」が追加されている。またテレビ本体にマイクを内蔵し、音声で電源オン/オフなどの操作ができる点も新しいだろう(EQ2/EN2/EL1シリーズは除く)。

 その他にも、別売のUSBウェブカメラ(動作確認はサイトで公表予定)を取り付けることでビデオ通話アプリ「GoogleDuo」も使えるようになる。さらに自分撮り機能として「リビングカメラ」アプリも準備されている。

 シャープ独自のオンラインサービス「COCORO VISION」にも「今日の脳トレ」の新コンテンツが加わった。ストップウォッチやカード記憶などの簡単なゲームを大画面で楽しむことで、認知機能のトレーニングに役立てて欲しいとの思いだという。

 この他、ES1/EU1シリーズには、プラスマイナス30度の新型スイーベルスタンドも採用されている(その他のシリーズも77/75インチモデル以外は回転式スタンド)。また溝に引っかけるだけでケーブルをすっきり整理できるケーブルマネジメント機構も搭載されている。

 同時発表されたEN1/EN2シリーズはN-Black倍速液晶パネルでバックライトはリッチブライトネス(アクティブLED駆動ではない)、同じくEL1シリーズは低反射の等速パネル+リッチブライトネスバックライトを搭載している。