ミックスウェーブから、米64 Audioの新作カスタムIEM「A3t」、および「A4s」が、4月22日に発売される。価格はA3tが¥159,000(税込 耳型採取代別)、A4sが¥185,000(税込 耳型採取代別)となる。

 A3tは、最新のバランスド・アーマチュア(BA)型ドライバーを3基搭載したエントリークラスのカスタムIEM。同時に、同社の誇る高音質技術「tia tecnology」、「LID」、「apex tecnology」など、64 Audioサウンドに重要な要素を詰め込んでいるのが特徴。

 そのA3tの(開発)目標は、“価格の5倍以上の製品に匹敵するリファレンスモニターを作る”ということになるそうで、シンプルな3ドライバー構成から発せられるサウンドは、ニュートラルでバランスの取れた、モニターサウンドとは異なる、音楽的な表現が楽しめるものにまとめられているということだ。

A3tの主な仕様
ドライバー:バランスド・アーマチュア型ドライバー
構成:Low ×1、Mid×1、tia High×1
採用技術:tia Technology、apex Technology、LID Technology、3D Fit
周波数特性:20Hz~20kHz
入力感度:109dB/mW(105mV)@1kHz
インピーダンス:11Ω@1kHz
遮音性:20dB w/ m20 module、-15dB w/ m15 module
 ※A3tには標準でm20モジュールが付属。選択で m15モジュールへ変更可能
付属品:64 Audio Aluminum Case、除湿剤、クリーニングツール、シャツクリップ、イヤホンケーブル、m20 Apex modules、保証書(1年間)

 もう一方のA4sは、ダイナミックドライバーとBAドライバーを組み合わせた4ドライバーのハイブリッド仕様にまとめられており、ダイナミックドライバーの搭載により、低音域の再現力を強化しているのが特徴。同ブランドでは、2モデルめとなるハイブリッド型のカスタムIEMとなる。

 本A4sにも、A3tと同じく、「tia tecnology」、「LID」、「apex tecnology」といった64 Audioの持つ様々なテクノロジーの適用によるメジャーアップデートが施されており、リアルで空気感のあるモニタリング環境を求めるミュージシャンの要望に応えるべく設計された、ステージ用のモニタリングイヤホンとなる。もちろん、その音楽再現性は、家庭用途(民生)においても、その性能を発揮すると謳っている。

A4sの主な仕様
ドライバー:ハイブリッド型ドライバー
構成:Low×1(ダイナミック)、Low-Mid×1、Mid-High×1、tia High×1
採用技術:tia Technology、apex Technology、LID Technology、3D Fit
周波数特性:10Hz~20kHz
入力感度:107dB/mW(97mV)@1kHz
インピーダンス:11Ω@1kHz
遮音性:20dB w/ m20 module、-15dB w/ m15 module
 ※A4sには標準でm20モジュールが付属。選択でm15モジュールへ変更可能
付属品:64 Audio Aluminum Case、除湿剤、クリーニングツール、シャツクリップ、イヤホンケーブル、m20 Apex modules、保証書(1年間)