タクトシュトックから、英国KEITH MONKS(キース・モンクス)のレコードクリーナー「PRODIGY “JAPAN LIMITED”Record Cleaning Machine」(¥275,000、税込)が発売される。4月25日のリリース予定だ。

 キース・モンクスのレコードクリーナーは1969年にBBCと共同で開発され、改良を続けながら大英図書館と米国議会図書館に正式採用されている唯一の製品という。日本では2021年に「PRODIGY」の取り扱いがスタート、レコードの完璧な洗浄だけでなく、専用液の「discOvery Digital」を使えばアダプターなどを用いる事なくSACDやブルーレイなども洗浄できる使い勝手が評価され、大ヒットを記録した。

 そして2022年、販売店やユーザーから寄せられた多くの声を参考に、使用ポンプの強化に加え、付属品を充実させたPRODIGY JAPAN LIMITEDにバージョンアップした。

 今回の主な変更点は下記の通り。

●上位機種に採用されているEnhanced SmoothFlow Pump(強化スムース・フローポンプ)を新たに採用し、さらに滑らかなアームの動きと容易なバルブ調整を実現。バキューム音も従来より静かになっている。

●New DewDrop2スプラッシュガードを搭載したことで、レコードやデジタルディスクの側面に付着してしまうクリーニング液の拭き取りに対応。

discOvery12 precision vinyl精密ブラシ

●デジタルディスクにも使用可能でクリーニング液を散布する際にも便利な従来のEco|Rollerに加え、オリジナルのdiscOvery12 precision vinyl精密ブラシが付属。2年の開発期間を経て誕生したdiscOvery12は専用の合成繊維を用いており、レコード溝の底まで深く、かつ傷つける事なく優しくクリーニングする。一般的なLPはもちろん、高音質な深い溝をもつレコードまで確実にクリーニングできるという。またこの素材は帯電防止性にも優れており、合成繊維が抜けづらい事も特徴。

●新たに3種類のレーベルカバーが付属。LPレコード用、シングルレコード(ドーナツ盤)用、LD用が付属し、レーベル面が濡れる心配をする事なくクリーニングが可能となった。従来通り、CDやブルーレイなどのクリーニングも可能。

 なお今回、従来モデルのPRODIGYをPRODIGY JAPAN LIMITEDにアップデートする「JAPAN LIMITEDUPGRADE KIT」(¥77,000、税込)も発売される。変更箇所は以下の通りなので、ユーザーはお近くのキース・モンクス取扱店までお問い合わせいただきたい。

変更箇所
●Enhanced Smooth Flow Pump(強化スムース・フローポンプ)への変更
●New DewDrop2スプラッシュガードの取り付け
●discOvery12precision vinyl精密ブラシ
●レーベルカバー×3
※アップデート時の送料はユーザーの負担になります。

「PRODIGY JAPAN LIMITED」の特長

●付属品:discOvery 33/45 250ml(約LP50枚分)、Eco Roller洗浄ブラシ、discOvery12 precision vinylブラシ、ラバークランプ、レーベルカバー×3、交換用チップ×1、照明調整用リモコン(OFF可能)
●寸法/質量:W550×H140×D220mm(付属のカバー使用時:H230mm)/5.5kg

オプション(価格はすべて税込)
●洗浄液:discOvery 33/45(¥6,600/1000ml)、discOvery 78(¥6,600/1000ml)、discOvery BTM(¥6,600/500ml)、discOvery Digital(¥6,600/500ml)
●交換用洗浄ブラシ:Eco Roller(¥17,600/本体+ファイバー3本付属)
●交換用洗浄ブラシ:discOvery12 precision vinyl(¥16,500)●交換用先端チップ:Threadless Tip(¥6,600/2個入り)