ゼンハイザージャパンは、スタジオ用のリファレンスヘッドホン「HD 400 PRO」を3月17日に発売する。価格はオープンで、想定市場価格は¥33,000前後。

 HD 400 PROは、6Hz~38kHzという広い周波数特性を持ち、音楽プロデューサーなどのクリエイターが、ミックスの内容を把握できるように、自然で正確なサウンドを奏でるようにチューニングされたモニター用ヘッドホン。

 オリジナルの120Ωトランスデューサー(ユニット)には、特殊なポリマーをブレンドしたダイアフラムが搭載されていて、強力なドライバー・マグネットと組み合わせることで、クリアな低音を実現しているという。全高調波歪は0.05%以下(1kHz、90dB SPLでの測定)を誇る。

 なお、構造は開放型であり、自然な音の広がりを感じられるようにもなっているそうだ。

 フレームは軽量にまとめられ、装着性を高めるようイヤーカップの位置も適切になるように計算して配置されているといい、長時間の使用においても、圧迫感が最小限になるようデザインされているそうだ。

 イヤーパッドの素材は、ソフトなベロア仕様で、着け心地にも配慮した設計。通気性も確保されているそうで、長時間の装着でも、耳のコンディションへの影響を最小限に抑えるよう考えられている。

 その他、Dear Reality社のヘッドホン・モニタリング・プラグインと併用することができるということだ。

 なお、ケーブルは、3メートル長のカールコード仕様と、1.8メートルのストレート仕様品が同梱。いずれもプラグには、3.5mmステレオミニ端子を備えている。6.3mmの変換アダプターも付属しているので、一般的なミキシングデスクやオーディオインターフェイスとの接続も行なうことができる。

HD 400 PROの主な仕様
型式:オープン型、ダイナミックドライバー
周波数特性:6Hz~38kHz
THD:<0.05%未満(1kHz、90dB SPLにて)
インピーダンス:120Ω
音圧レベル:110dB(1kHz、1Vrms)
プラグ:3.5mmジャック(6.3mmジャックへの変換アダプター付属)
重量:240g(ケーブル含まず)