エミライは、アメリカのオーディオブランドCleerのアクティブノイズキャンセリング機能付き完全ワイヤレスイヤホン「ALLYPLUS II」と「ROAM NC」の取り扱いをスタートする。価格や発売日等の詳細は追って発表される予定だ。

左が「ALLYPLUS II」で、右が「ROAM NC」

 エミライでは、ここ数年様々なブランドのワイヤレスイヤホンを販売してきた。それらの製品を通じ、手軽にいい音で音楽を楽しめることで、ユーザーの生活が豊かになることを実感、ワイヤレスイヤホンの可能性を感じているという。

 そんな中で、作り手の想いやこだわりが感じられる製品として選んだのがCleerだ。2012年に南カリフォルニアのサンディエゴで創業されたオーディオメーカーで、その後10年の間に40以上の製品を送り出し、それらの多くが国際的なオーディオ賞を獲得している。

 その背景には、同ブランドの物作りに対する3つのポイントがあるそうだ。その第1が、製品を世界トップレベルの工場で製造していること。Cleerのアイテムが高い完成度を備えているのは、この要因も大きいという。

イヤホン本体のサイズは、「ALLYPLUS II」(左)が若干大きく、重さは6.8g。右の「ROAM NC」は5.3g

 第2に、クリアーな音質を実現している点だ。同ブランドの製品は元ソニー、元フォステクスといった経歴を持った日本人エンジニアを含むチームで音作りされており、日本人の感性に根ざした細やかなサウンドが楽しめるという。

 最後はシンプルなデザインだ。こちらも数々のソニー製品を手がけてきた日本人デザイナーが担当しており、ミニマルで美しいフォルムを備えている。

 音質関連では、上位モデルのALLEY PLUS IIは、同社の特許取得済み10mmアイアンレスドライバーを搭載した。これは、磁性体をコアに使ったドライバーでは歪みが避けられないとして、20個に分割したレアメタルを振動板の後ろにリング状に最適配置したもので、中音域の歪み成分を6分の1にまで抑えることに成功しているという。弟機のROMA NCは5.8mmネオジウムドライバーだ。

ケースはどちらもUSB Type-Cコネクターで充電する。左の「ALLYPLUS II」用はワイヤレス充電にも対応済み

 BluetoothのコーデックはどちらもSBCとAAC、さらにaptX Adaptiveにも対応済み。加えて両モデルともノイズキャンセリング機能を備えており、ノイズキャンセリングとアンビエント(外音取り込み)モードが切り替え可能だ。

 連続使用時間はALLEY PLUS IIが本体11時間/充電ケースとの組み合わせで22時間、ROAM NCは本体5時間/充電ケースとの組み合わせで10時間というもの。充電はUSB Type-Cで行うほか、ALLEY PLUS IIのケースはワイヤレス充電(Qi)にも対応している。両モデルとも本体はIPX4の防滴仕様を備える。

「ALLY PLUS II」の主なスペック

●使用ドライバ−:10mmダイナミック型
●Bluetoothコーデック:SBC、AAC、aptX Adaptive
●再生周波数帯域(Bluetooth):20Hz〜20kHz
●搭載マイク:QualcommcVc 8th gen
●バッテリー時速時間:最大11時間(本体)、最大22時間(充電ケース込み)※5分の充足充電で最大2時間の使用が可能
●重さ:6.8g(本体)、58g(充電ケース)

「ROAM NC」の主なスペック

●使用ドライバ−:5.8mmネオジウムマグネット・ダイナミック型
●Bluetoothコーデック:SBC、AAC、aptX Adaptive
●再生周波数帯域(Bluetooth):20Hz〜20kHz
●バッテリー時速時間:最大5時間(本体)、最大10時間(充電ケース込み)※5分の充足充電で最大1時間の使用が可能
●重さ:5.3g(本体)、46g(充電ケース)