Amazon(アマゾン)とヤマダホールディングスは、日本初のFire TV搭載スマートテレビを発表、本日から予約販売を開始した。4K液晶テレビ3モデルと、2K液晶テレビの合計4モデルをラインナップし、型番と価格は以下の通り。

 なお4K液晶テレビは本日からAmazon.co.jpのヤマダデンキで先行予約特別価格での受付を開始し、3月5日(土)よりヤマダデンキグループ店頭並びにヤマダウェブコムで販売・出荷開始を予定。2K液晶テレビについては、4月末より店頭販売・出荷開始となる。

●55インチ4K液晶テレビ:FL-55UF340 ¥142,780(税込)/特別価格¥109,780(税込)
●50インチ4K液晶テレビ:FL-50UF340 ¥120,780(税込)/特別価格¥87,780(税込)
●43インチ4K液晶テレビ:FL-43UF340 ¥109,780(税込)/特別価格¥76,780(税込)
●32インチ2K液晶テレビ:FL-32UF340 ¥54,780(税込)

 今回の新製品は、アマゾンのストリーミングメディアプレーヤー、Fire TVを搭載し、地上波、BS/CS、4Kの視聴だけでなくストリーミング動画の視聴も可能なことに加え、ホーム画面からユーザーの好みに応じたコンテンツを直感的に選び、視聴できるスマートテレビとして企画されている。

 Fire TVは単体製品と同等の機能を備えているので、Prime Video、YouTube、Netflix、Hulu、TVer、ディズニープラス、ABEMA、DAZNなどのストリーミングサービスを楽しめる(別途契約は必要)。Amazon Musicなどの音楽ストリーミングアプリも使用可能だ。

 放送用には、地デジ/BS/CS/4Kチューナーを2基内蔵(2Kモデルは4Kチューナーは非搭載)。このうち1基は視聴専用、1基が録画専用となっているので外付けハードディスクを準備すれば裏番組録画もできる。

 なおFireTV搭載スマートテレビの製造は船井電機が手がけており、「FUNAI FireTVスマートテレビ」の商品名で展開するという。同社はこれまでもヤマダデンキ限定でテレビを販売するなどパートナーシップを築いており、今回もそれを踏まえてのものとなる。

 4Kモデルのスペックは水平3840×垂直2160画素の液晶パネル搭載で、HDR方式はHDR10とHLGに対応。映像エンジンはフナイのクリアピクス2が使われている。HDMI入力は3系統(1系統はARC対応)、ビデオ入力1系統、光デジタル音声出力1系統といった仕様だ。USB端子2系統とLAN端子1系統も備える。5GHz対応の無線LANも搭載済み。

 リモコンはFireTVのそれを大型にしたイメージで、ジョグダイヤルを上側に搭載。FireTVユーザーなら直感的に操作できるだろう。またAlexa機能も内蔵しており、チャンネル切り替えやコンテンツ検索、アプリの起動、HDMI入力の切り替えを音声で簡単に操作できる。

 さらにAlexaスキルを使って、スマートホームに接続されたカメラ、照明、セキュリティシステムなどの表示や操作も可能となる。対応するEchoシリーズとペアリングすることで、Alexaに話しかけてハンズフリーでテレビを操作してもいい。