絶賛公開中の映画『ゴーストバスターズ/アフターライフ』の大ヒットを記念したバレンタインイベントが都内で行なわれ、主人公フィービーの日本語版吹替声優を務めた上白石萌歌と、「ゴーストバスターズ」の大ファンだというチョコレートプラネットが出席した。

 1984年に公開され、その年の全米年間興行収入No.1、日本でも年間配給収入No.1(1985年)に輝く歴史的大ヒットを記録した映画『ゴーストバスターズ』。さらに1989年には続編となる『ゴーストバスターズ2』が公開。80年代カルチャーを牽引する伝説の SFアクションシリーズとなった。その正統続編となる『ゴーストバスターズ/アフターライフ』が全国の映画館で公開中だ。

 イベントでは、チョコレートプラネットの松尾が「ゴーストバスターズ」のあの超有名ロゴのモノマネで登場したり、同 長田扮する”Mr.パーカー Jr.”が本シリーズおなじみのテーマソングを熱唱したり、上白石がミニ・マシュマロマンを熱々のチョコレートで“バスター”するなど、大盛り上がりとなった。

 先週4日に公開されるや大ヒットとなっている本作。上白石は本作が公開された心境を「ついに『ゴーストバスターズ/アフターライフ』が無事公開され、すでにたくさんの方に観ていただいているようで、とても嬉しいです」と語り、本作の大ヒットへの喜びを明かした。さらに自身初となるハリウッド映画の吹き替えに挑戦した感想を聞かれると、「普段身体や表情を使ってお芝居をしているので、声だけでお芝居をする吹き替えは、普段とは異なる筋肉を使うのでとても新鮮でした。世界中でこれだけ長年愛され続けている作品の続編で声をあてて、命を吹き込むことができてとても光栄です」と語り、世界中で長年愛されるシリーズの主人公役を担った感想を告白した。さらに「私の両親も『ゴーストバスターズ』シリーズのファンなので、今回親子でとても話が盛り上がりました。世代を超えて皆さんで楽しんでいただける作品になっていると思います」と明かし、「ゴーストバスターズ」世代の人はもちろん幅広い世代に観てもらいたいと熱く語った。

 30年前に封印されたはずのゴーストたちが復讐を始めるという本作の展開にちなみ、“新生ゴーストバスターズ”の上白石のもとに復讐をしに現れたのは、全身真っ白のタイツに身を包み、「ゴーストバスターズ」ロゴマークのゴーストに扮し赤い輪っかのNOマークのフレームにくぐったチョコレートプラネット松尾と、ゴーストバスターズのTシャツに黒パーカー姿の長田。その姿に上白石は「あんまり怖くはないけど…作り込まれていますね。顔を真っ白に塗るのにどれくらい時間がかかったのか気になります」と笑顔を見せた。

 「ゴーストバスターズ」の大ファンだという長田は、「昔から大ファンなんです。小学生のときに映画を見て、段ボールでプロトンパックを作って遊んでいました」と、「ゴーストバスターズ」への熱い愛を語り、「今回の続編は本当に感動しますよ。めちゃくちゃ泣きました。シリーズのファンで続編への期待もとても高かったのですが、期待を大きく超えてきました」と本作を絶賛。「ネタバレになってしまうから具体的なことは言えないけど、僕のこの興奮した様子を見ていただければわかってもらえると思います」と続け、大興奮の様子で本作への想いを語った。

 日本語吹替版を観たという松尾は、「萌歌さんの声が主人公のフィービーにピッタリで、萌歌さんが吹き替えをしていると知りながら観に行ったのに、観終わったときに『フィービーの声は誰が演じてるの?』と聞いてしまいました」と上白石が演じたフィービーの吹き替えを絶賛した。

 そして突然会場内にレイ・パーカー・Jr.が歌うおなじみのテーマ曲が流れると、長田が着ていたパーカーのフードを被り、チョコレートプラネットの人気キャラクター“ Mr.パーカー・ Jr.”が登場。「お化けが出たら今すぐ被れ!ゴーストバスターズ!」とテーマソングの替え歌を熱唱し、会場を盛り上げた。

 名前がそっくりなこのキャラクターの誕生にはやはりレイ・パーカー・ Jr.の影響があったのかと尋ねられた長田が「影響というか、弟子みたいなものです」と答えると、すかさず松尾が「ごまかさずに言えば……パクりましたよ」と訂正。長田は、「こんなことになるとは思わなかった。まさか『ゴーストバスターズ』の仕事につながるとは」と喜びを明かした。

 続いて、一足早いバレンタインイベントということで、話題はバレンタインデーの思い出に。上白石が「小学生のときにみんなで手作りチョコを作るのが流行っていて、クラス全員分のチョコレートを手作りで作ったことがあります。気になる子にはちょっと形のいいものをあげましたけど、嬉しい返事はありませんでした」と、甘酸っぱいバレンタインデーのエピソードを告白。

 チョコレートプラネット松尾は「劇場によく出ていたころ、バレンタインの日に長田さんがご飯を買いに劇場を出ていったら、帰りに両手いっぱいのチョコレートをもらって帰ってきたことがあるんです。長田さんが『出待ちのファンの子がたくさんいて、松尾さんのこと待っている子もいると思うから行ってあげなよ』と言うから出て行ったのに、誰からも声をかけてもらえなくて……。そのままコンビニで普段飲まないブラックコーヒーを買って帰りました」とほろ苦い思い出を明かし、会場は笑いに包まれた。

 最後には、本作に登場するミニ・マシュマロマン型のマシュマロとチョコレートファウンテンが登場し、上白石がミニ・マシュマロマンを熱々のチョコレートでバスターすることに。上白石は、ミニ・マシュマロマンを熱々のチョコレートにつけて可愛くパクっと退治した。

 最後に、好評上映中の本作について上白石は「前作のコメディ要素に加えて、家族愛や兄弟愛などいろんな“愛”について考えさせられる、ハートフルな要素も詰まった作品になっています。本当に泣けるのでマスクの替えを持って劇場へ足を運んでください。大きなスクリーンで、映像や音楽など全身で楽しんでいただければと思います」と熱いメッセージを送り、イベントは幕を閉じた。

映画『ゴーストバスターズ/アフターライフ』

全国の映画館で絶賛公開中!