PDNは、同社が輸入販売を手がけているBLUESOUNDのハイレゾ・ストリーミングアンプ「POWERNODE」と「POWERNODE 2i」が、ワイヤレス・サラウンド・システムに対応したと発表した。

 POWERNODEおよびPOWERNODE 2iは、ハイレゾ音源に対応した2chパワーアンプ内蔵モデルで、スピーカーをつなぐだけで様々な音楽ストリーミングサービスやクラウド/ローカルに保存した音楽ライブラリーを楽しむことができる。

ハイレゾ・ストリーミングアンプ「POWERNODE」

 それらの操作には独自のBluOSアプリを使っているが、今回その最新版に実装された「ワイヤレスBluOSホームシアター」機能から「ホームシアターグループ」の設定を行うことで、ワイヤレスサラウンド再生が可能になる。

 実際の設置では、POWERNODE、POWERNODE 2iのHDMI入力にテレビのHDMI ARC対応端子をつなぐと、このデバイスからフロントL/R音声が出力される。サラウンドL/Rはもう一台のPOWERNODEおよびPOWERNODE 2i、またはワイヤレススピーカーの「PULSE FLEX 2i」(2本)を使って再生する。

 その際テレビにつないだPOWERNODE、POWERNODE 2iとリア用の機器は無線で接続されるので、音声ケーブルなどは必要ない。なおこれらの設定はBluOSアプリで直感的に操作可能だ。

「POWERNODE」にリアパネル。サラウンド再生時には、右上のHDMI入力をテレビと接続する

 ちなみにPOWERNODE、POWERNODE 2iは、通常状態ではドルビーの圧縮信号はデコードできないが、今回の「ホームシアターグループ」の設定を行うことでドルビーデジタルとドルビーデジタル・プラスのデコード機能を使えるようになるそうだ。

 ただしDTSやAACのデコードには対応していないので、これらのコンテンツについては、テレビやレコーダー側でリニアPCMに変換するように設定しておいた方がいいだろう。

 さらに今回は、2ch信号をアップコンバート再生する「ステレオサラウンド」モードも準備されている。このモードは、姉妹ブランドであるNADの独自技術により2chソースに含まれた自然なアンビエントを抽出、没入感のあるサラウンドフィールドを生成できるという。