ヤマハでは、昨年2月9日に逝去したジャズピアノの巨匠、チック・コリアの追悼企画「チック・コリア・トリビュート・ウィーク」を、2月9日(水)〜13日(日)にヤマハ銀座店/ヤマハ銀座スタジオで開催する。

 チック・コリアは、1968年の初来日以来何度も来日公演を行なうなど、日本の人々と文化をこよなく愛し、またヤマハの楽器を長年愛用してきた。同社ではこの縁に感謝するとともに、氏が音楽界に残した偉大なるレガシーに敬意を表して、その音楽に浸り、功績を振り返るイベントを企画したわけだ。

 チック・コリア・アコースティック・バンド/エレクトリック・バンドの貴重なライブ映像をヤマハ銀座スタジオのスクリーンと音響で上映するフィルム・コンサートのほか、チック・コリアが弾いた演奏を自動演奏ピアノで再現して上演するChick Corea on Disklavierも開催される。この上演には、同氏が音源収録時に実際に使用したピアノの実物が特別に用意されるという。

 さらに、チック・コリアの名盤レコードからの選りすぐりの楽曲を、同氏にまつわるエピソードなどを紹介するトークも交えながら、ヤマハのオーディオコンポーネント「フラッグシップHiFi5000シリーズ」で届けるレコード・コンサートも開催される。臨場感あふれる上質なサウンドで、チック・コリアの音楽を堪能できる、オーディオファン必聴の催しだ。

 期間中は、ヤマハ銀座スタジオ内やヤマハ銀座店各フロアーで、同氏を偲ぶパネルや映像、グッズ、楽器などの展示も行われるそうだ。

フィルム・コンサート(事前予約制)
「Chick Corea Akoustic Band - Liveat Munich Summer Piano Festival(1989)」
●上映日時:2月9日(水)14:00〜16:00(開場13:30)
「ChickCorea Elektric Band - Live at the Munich Philharmonie(1987)」
●上映日時:2月9日(水)19:00〜21:00、2月10日(木)14:00〜16:00(開場はそれぞれ30分前)
●どちらも事前予約制・参加無料(定員各回40名)※1月29日(土)11:00よりウェブサイトで予約受付開始。事前にヤマハミュージックメンバーズへの登録が必要

Chick Corea on Disklavier
●開催日時:2月11日(金)〜12日(土)11:00〜18:30
●曲目:Someoneto watch over me、Brasilia、Armando’s Rumba、Spain※再生する音源は2005年にヤマハ本社で収録されたもので、上記4曲を会場内で常時再生する。その際に調整時間が入る場合もあり。
●予約不要・参加無料 ※常時入退場可能。定員を超えた場合は入場をお待ちいただく場合もあり。

レコード・コンサート(事前予約制)
●開催日時:2月13日(日)12:00〜13:30、14:00〜15:30、16:00〜17:30(開場はそれぞれ15分前)
●再生レコード(以下より数曲ずつ再生):Now He Sings Now HeSobs(1968)、Paris Concert-Circle(1971)、Return to Forever(1972)、Light As a Feather(1972)、The Spanish Heart Band(2019)、PLAYS(2020)
●事前予約制・参加無料(定員各回20名)※1月29日(土)11:00よりウェブサイトで予約受付開始。事前にヤマハミュージックメンバーズへの登録が必要

関連展示
●チック・コリアが愛用したエレクトリックピアノのサンプリングデータ試奏体験、レガシーモデル展示
●チック・コリア・ミニ展示
●チック・コリアの楽譜&書籍&CDミニコーナー

「チック・コリア・トリビュート・ウィーク」
●期間:2月9日(水)〜13日(日)11:00〜18:30
●会場:ヤマハ銀座店(東京都中央区銀座7-9-14)B2Fヤマハ銀座スタジオ ほか、各フロアー
●主催:ヤマハ株式会社
●制作協力:エイトアイランズ株式会社
●後援:Chick Corea Productions
●資料提供:CCJRK、ユニバーサル ミュージック