光城精工から、オーディオ・ビジュアル用のアースケーブル「Cloneシリーズ」の新製品として、バナナプラグタイプの「Clone1B」「Clone2B」、および3.5mmステレオプラグの「Clone1T3/02」「Clone2T3/02」の全4モデルがラインナップに追加され、2月17日より発売される。

●バナナプラグ
「Clone1B」 Y端子-バナナプラグ ¥9,000(1.2m)
「Clone2B」 Y端子-バナナプラグ ¥9,000(1.2m)

「Clone1B」

●3.5mmステレオプラグ
「Clone1T3/02」 Y端子-φ3.5ステレオプラグ ¥5,900(0.2m)
「Clone2T3/02」 Y端子-φ3.5ステレオプラグ ¥5,900(0.2m)

「Clone1T3/02」

 Clone1シリーズのClone1B/Clone1T3/02については、導体にPC-Triple Cを採用し、バナナプラグ部に金メッキを施しているのが特徴となる。PC-Triple Cは、ケーブルの製造に連続鍛造伸延技術を適用し、結晶を長手方向に連続化させることによって信号の伝送を妨げる結晶粒界を極力減らすことで優れた導通性能を実現しており、オーディオ・ビジュアル用に好適な導体と言えるもの。

 Y型端子については、専用圧着工具によって圧着部とケーブルを融着一体化させ、こちらも酸化防止となる金メッキを行なっている。

 シースには、ポリエチレンテレフタレート素材からなる編組チューブを採用し、継続的な耐摩耗性も実現しているということだ。

 ちなみにその音質の傾向は、「全体的にほんのり明るく朗らかで、見通しが良く、高域の伸び、余韻が綺麗でバランスに優れている」としている。

Clone1B/Clone1T3/02の主な仕様
内部導体:PC-Triple C
導体断面積:2sq(0.26mm×37本)
絶縁体:ポリエチレン
絶縁体+導体外径:φ3
シース:編組チューブ(黒:ポリエチレンテレフタレート)UL/CSA規格
シース外径:約φ5.5
長さ:1.2m(Clone1B) / 0.2m(Clone1T3/02)
バナナプラグ:金メッキ
φ3.5ステレオプラグ:金メッキ
Y型端子:金メッキ(Ni+Au0.1~0.5μ)裸端子(M4推奨)

 一方、Clone2シリーズのClone2B/Clone2T3/02については、導体に、高純度6NCu(純度99.9999%)を中心に、高機能純銅線HiFC、高純度無酸素銅線PCUHD、高純度無酸素銅OFCの4種類の素材を独自配合したハイブリッド品を採用。

 端子部についてはClone1シリーズと同じく、各部金メッキを施している。シースも同様だ。

 音質の傾向については、「高解像度に加え、前に前に出てくる様が見てとれ、奥行感、立体感が増す他、中高域の艶、余韻に優れる」としている。

Clone2B/Clone2T3/02の主な仕様
内部導体:6NCu+HiFC+PCUHD+OFC(4種ハイブリッド)
導体断面積:2sq
絶縁体:ポリ塩化ビニル(PVC)
絶縁体+導体外径:φ3
シース:編組チューブ(黒:ポリエチレンテレフタレート)UL/CSA規格
シース外径:約φ5
長さ:1.2m(Clone2B) / 0.2m(Clone2T3/02)
バナナプラグ:金メッキ
φ3.5ステレオプラグ:金メッキ
端子:Y型金メッキ(Ni+Au0.1~0.5μ)裸端子(M4推奨)