新年おめでとうございます

 2022年の年頭に当たり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 昨年も新型コロナウイルス感染症に翻弄された一年でありました。今年も引き続きその対策に追われる一年になろうかと思いますが、皆様には、健やかな日々を過ごしていただきたく思います。オーディオがそのための力になってくれることを願うばかりです。

 さて、おかげさまで昨年、弊社は創業55周年を迎えることができました。ステレオサウンド誌ではその記念企画の一環として、「オーディオの殿堂」を夏号(223号・2022年6月発売)にて実施予定です。

 弊誌を支えてくださっているオーディオ評論家の方々、そして読者の皆様とともに、「未来に語り継ぎたいオーディオ・コンポーネント」を選ぶ読者参加型の特別企画です。

 これまで発売されたおびただしい数のオーディオ・コンポーネントの中からわずか100機種を選ぶことに何の意味があるのだろうか?この当然ともいうべき疑問に編集部内でも議論を重ねましたが、弊誌編集主幹の原田がステレオサウンド誌49号に寄せた、

 オーディオ機器の飛躍は、オーディオ文化の昇華につながる

 この一文に込められた思いを具現化するひとつの形として、本企画を実施することにいたしました。読者の皆様とともにステレオサウンド誌が考える「素晴らしいオーディオ・コンポーネント」を現実の製品を通して提示することによって、ほんの少しでも、オーディオ文化の発展に寄与することができればと願う次第です。

 投票のためのノミネートリストは、2022年1月下旬から弊社ウェブサイトで先行公開、ステレオサウンド誌では3月初旬発売予定の222号に掲載いたしますので、奮ってご応募いただけましたら幸いです。皆様の投票をお待ちしております。

 本年もステレオサウンド誌のご愛読を、何卒よろしくお願いいたします。

 2022年が皆様にとって良い年になるよう祈念いたします。

 

2022年1月2日

季刊ステレオサウンド編集長 染谷 一