香港のヘッドホンメーカーのOneOdioより、ハイレゾ対応のワイヤードモニターヘッドホン「Monitor 60」が発売された。価格は¥8,999(税込)。
Monitor 60は、ハイレゾ対応(Sony Hi-Res Audioに準拠)のモニターヘッドホンとなっており、普段使いはもちろん、スタジオオーディオ向けにもなっているという。
ドライバーは50mm口径のダイナミック型で、それを2基搭載したデュアルダイナミック型となっている。ヘッドホンの左側に6.35mm、右側に3.5mmのジャックが付いており、付属品として3.5mmマイク付きオーディオケーブル(1.2m)、3.5mm-6.35mmカールコード(1.5~3m)、3.5mmオーディオケーブル(3m)の着脱式ケーブルが同封されているため、シーンに合わせて使い分けも可能だ。
今回はサンプルを借りることができたので、そのインプレッションについて簡単に紹介したい。
デザインは、ブラックとシルバーで統一されており、そのシックな装いは価格以上の高級感を感じさせてくれる。イヤーパッドは約30mmと肉厚で耳に優しくフィットするため、長時間使用しても疲れにくい。またノイズキャンセリング機能はついていないが、密閉性が高いため、充分音に集中して楽しむことができる。
実際に音を聴いてみると、やや乾いた印象があるが、解像度が高く、特に中域~高域にかけてクリアでアコースティックギターの音が心地よく聴こえた。モニターヘッドホンということもあり、低域から高域のバランスは良い印象だ。
1万円以下という価格を考えると、付属ケーブルの汎用性も含めて、高コストパフォーマンスの製品と言えるだろう。
Monitor 60の主な仕様
ドライバー:50mm
インピーダンス:38Ω
感度:110dB±3dB
再生周波数帯域:20Hz~40kHz
最大入力:1600mW
付属品:3.5mmマイク付きオーディオケーブル(1.2m)、3.5mm-6.35mmカールコード(1.5~3m)、3.5mmオーディオケーブル(3m)、収納バッグ