北海道厚岸郡浜中町、たんちょう釧路空港から根室方向に向かって車で2時間弱のこの町は、故・モンキー・パンチさんの故郷だ。有名な霧多布岬などもある景勝地で、漫画『ルパン三世』にもたびたびその名前が登場することからも、モンキー・パンチさんがこの地を気に入っていたことがうかがえる。
そんな縁もあり、浜中町では10年以上前から『ルパン三世』をフィーチャーした町おこしを展開している。その目玉が、浜中町総合文化センターに常設された「モンキー・パンチ・コレクション」で、ここにはモンキー・パンチさんが愛用していたアイテムや原画のコピーなどが展示されている。今年4月にはご遺族から寄贈されたアイテムを含めてスペースを一新、より充実した内容となった。
編集部では、4月に発売した別冊『モンキー・パンチさんが教えてくれた』で現地の取材を予定していたが、コロナ禍のため延期、この11月にようやく実現の運びとなった。取材には、モンキー・パンチさんと親交のあった潮晴男さんも同行いただいたので、今回から数回に渡ってモンキー・パンチ・コレクションの詳細をご紹介したい。
東京から、一路浜中町へ！
東京から直行便で約1時間半、たんちょう釧路空港に到着。目的地の浜中町は空港から車でさらに2時間弱とのことで、レンタカーにて出発
国道44号線を釧路から厚岸方面に向かっていると、前方に『ルパン三世』のラッピングバスを発見。幸先いい巡り会いです
花咲線の茶内駅はモンキー・パンチ・コレクションの最寄り駅のひとつ（といっても駅から数km離れている。さすが北海道はスケールがでかい）。駅前の観光案内にも、もちろんモンキー・パンチさんの名前が
茶内駅は無人駅で、入り口やホームにはルパンや銭形警部のディスプレイもあり。せっかく来たのだからとツーショット（？）写真をパチパチ
モンキー・パンチ・コレクションに到着！
モンキー・パンチ・コレクションは、浜中町総合文化センターの2Fに常設展示されている。建物の入り口まわりにも5人のキャラクターをあしらった演出が。月曜休館で、公開時間は季節によって変わるので事前にサイトをチェックされたし
入り口をくぐって右側、2Fへの階段部分にもルパン関連の展示があり
ルパンや不二子、銭形の漁師バージョンなど、ここでしか見られないポップも多数
写真はルパンとZIPPOのコラボライター
階段には原画コピーのディスプレイもあり。別冊「モンキー・パンチさんが教えてくれた」に掲載したイラストも含まれていました
2Fの廊下にも多くの原画コピーを展示。これだけのお宝を間近に見られることはめったにないので、潮さんもひとつひとつ足をとめて見入っていた
さてここまではモンキー・パンチ・コレクションの展示物のまだ一部、あくまでルパン三世グッズや原画関連です。本当のコレクション展示はこの廊下に先にあるのだけれど、写真が多すぎるので今回はここまで。より貴重なアイテムは第2回で紹介いたします。お楽しみに。
なお弊社では別冊に加えて11月5日にリリースしたSACD/CDハイブリッド盤『ルパン三世1977〜1980 ORIGINAL SOUNDTRACK 〜for Audiophile〜』も好評発売中です。ぜひ今回の記事と一緒に、それらのリアルメディアもお楽しみ下さい。（取材・文：泉 哲也）
※12月7日公開の第2回に続く
©モンキー・パンチ ©モンキー・パンチ/TMS・NTV
モンキー・パンチ・コレクション
●北海道厚岸郡浜中町霧多布西3条1丁目47 浜中町総合文化センター内Tel 0153（62）3131
●営業時間：9:00〜15:00（冬期）、月曜日休館