SONOSジャパンは、ドルビーアトモス対応サウンドバー「Sonos Beam (Gen2)」を明日(11月18日)から日本で販売する。価格は¥59,800(税込)で、同社オフィシャルサイトや、ヨドバシカメラなど全国提携店舗での発売となる。

 Sonos Beam(Gen 2)は、同社サウンドバー「Sonos Beam」のサイズ(W651×H69×D100mm)はそのままに、電気回路を改善。CPUの処理速度も40%アップして、ドルビーアトモスのデコード機能を搭載した。またストリーミングサービスAmazon Musicでのハイレゾ音源(最大48kHz/24ビット)とDolby Atmos Musicの再生にも対応するという。

 搭載ユニットは4つの楕円形フルレンジウーファーと1基のトゥイーターという構成になり、これらを5台のデジタルアンプで駆動している。豊かな低音再生のためにパッシブラジエーターも搭載する。

Sonos Beam (Gen2)

 なお同社従来モデルと同様に、Barm(Gen2)をフロントに設置し、Sonos SubやSonos 1SL、Sonos 5などを加えたマルチチャンネルシステムも構築できる。その際は5GHzのWiFiで伝送するので、音の遅延も発生しない。

 そして本日、Sonos Beam (Gen2)の発売を記念してマスコミ向けオンラインイベントが開催された。冒頭、SonosJapanカントリージェネラル マネージャーの瀬戸和信氏が登壇し、SONOSが考えるいい音について紹介された。

 瀬戸氏によると、日本ではテレビを購入する際にサウンドバーを一緒に買う人は全体の1割ほどで、さらに6割以上が自宅でもスマホで音楽を聴いているという。しかしこれではクリエイターが映画、音楽で本当に伝えたいことがわからないとSONOSでは考えている。

Sonos Beam (Gen2)のホワイト仕上げ

 またコロナ禍以降は日本でも自宅で過ごす時間が増え、それに連れて音楽を聴いたり、映画を見る時間も増えている。さらに動画・音楽のサブスクリプションサービスの増加もあり、この状況は加速していくと瀬戸氏はみている。

 そんな自宅での映画体験でもっとも気持ち悪いのが、台詞がきこえづらいことで、それでは感動もできない。しかしSonos Beam (Gen2)などの同社製品を使えば台詞だけでなく、効果音(SE)も明瞭に聴き取ることができ、臨場感が圧倒的にアップすると瀬戸氏は説明していた。

 その違いは “体験” してもらうに越したことはない。そのために従来から一部の店頭でSONOS製品の音を聴いてもらえる場所を準備していたが、今回新たに、スカパーJSAT株式会社が運営するスカパーの家電サブスクリプションサービス「PLUSY」とコラボレーションし、Sonos Beam (Gen2)や「Sonos Arc」を自宅で使える新たなサービスも予定しているそうだ。こちらはPLUSY として初のテレビ以外の機器ラインナップになるそうで、料金等は未定とのこと。サービス開始は2021年内を予定している。

 さらにイベントでは、瀬戸氏と映画コメンテーターのLiLiCoさんとの対談映像も上映された。年間400本以上の映画を見るというLiLiCoさんは、映画はそもそも映画館で見るものだったけど、様々なメディアやサービスの進化で、今はいいものはどこで見てもいいと思えるようになったと語った。

 そのうえで、映画館との違いは音で、テレビのスピーカーだと横から映画を見ている気分になるけれど、劇場のサラウンドなら映画の世界に入り込んで、主人公と手をつないでいる気分になれると話していた。

 だが今回、Sonos Beam (Gen2)でお気に入り作品を体験し、作品世界に入り込めたようだ。「映画館を困らせないでください」と笑いながら、「映画館にはそれぞれの味があります。今は自分の家を、最高の映画館の味にすることできますね。今日はSonos Beam (Gen2)で音に抱かれました。SONOS沼(SONOS製品を買い続けるファンの行動)にはまりそうです」と心情を吐露していた。

 この動画「Hollywood@HOME ー自宅にハリウッドをー」はSONOSの公式YouTubeで公開されているので、興味のある方はチェックしていただきたい。

Hollywood@HOME(自宅にハリウッドを)ー LiLiCo × Sonosスペシャル対談ー

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