ナスペックでは、イギリス、Roksan(ロクサン)の新製品「Attessaシリーズ」4モデルを発売する。そのラインナップは以下の通り。

●ストリーミングアンプ:Attessa Streaming Amplifier ¥330,000(税込)
●プリメインアンプ:Attessa Integrated Amplifier ¥242,000(税込)
●CDトランスポート:Attessa CD Transport ¥143,000(税込、2021年冬発売予定)
●ターンテーブル:Attessa Turntable ¥¥231,000(税込)

Streaming Amplifie

 ロクサンは、1985年の設立以来、30年以上にわたってイギリス・オーディオ界を牽引し続けてきたブランド。アナログプレイヤー「XERXES」(ザクシーズ)を始め、Caspianシリーズ、Kandyシリーズといった音楽の楽しさを表現するアンプ、プレイヤーを発売し、世界各国で高い評価を得てきた。

 2016年には設立以来同社を率いてきたTufan Hashemi氏が勇退、Monitor Audioが後を継いで新生ロクサンが誕生した。2017年にはR&D部門や生産部門のすべてをMonitor Audioの本社があるイギリスRayleigh(レイリー)に移動し、新たな生産体制を整えている。「Attessaシリーズ」はそんな新生ロクサンが送り出す製品群となる。

 Streaming Amplifie、Integrated Amplifierは、洗練されたユーザー・インターフェイスとロクサンの伝統的なサウンド・クォリティが息吹くアンプラインナップ。Streaming Amplifierは、Blue Soundとのパートナーシップにより、マルチルーム・ストリーミング・プラットフォームの「BluOS」を搭載、あらゆるサービスに対応する快適なストリーミング再生を可能にしている。IntegratedAmplifierはBluOS非搭載のプリメインアンプだ。

Streaming Amplifieのリアパネル

 両機の主な特長は以下の通り。

●バーブラウン製DAC(192kHz/24ビット+MQA)を搭載
●Caspian Integrated Amplifierをベースにしながら、入力段と増幅段を改良しクロスオーバー歪みを改善したアンプ回路
●あらゆるスピーカーを余裕を持って駆動する、強力な400VAの大容量トロイダルトランスを搭載した電源部
●多層基板を採用し、シグナル・パスを短縮化
●MMフォノイコライザー内蔵
●低消費電力で動作し、接続信頼性が高いフルカスタムの高性能Bluetoothアンテナを採用
●aptXとAACのコーデックに対応

 Streaming Amplifierの特長は以下の通り。

●コントロールアプリの“BluOS”(iOS, android, Windows, Mac OS X)で操作可能
●ネットワーク再生(192kHz/24ビット+MQAデコード)に対応
●S/PDIF入力は、MQA/PCM信号をデコード可能
●Amazon Music、Spotify、TIDAL、Deezer、Qobuzその他多くのストリーミングサービスに対応

写真下段がAttessa CD Transport

 Attessa CD Transportは、Streaming AmplifierやIntegrated Amplifierとの組み合わを想定したCDトランスポート。端子を同軸デジタルに限定し、CDに収められたデータを高品位なデジタル信号で出力することに特化した設計が採用されている。

 トロイダルトランスを採用した安定化リニア電源、デジタル部/クロック部の個別のレギュレーターを採用。また、CD再生時には動作しないスタンバイモード専用電源も搭載している。同軸デジタルの出力ソケットは、トランスを使用してシャーシから電気的に絶縁されており、アース/ハムループを完全に回避。CDトランスポートとしてこれ以上はないと感じさせる無駄を排した設計で、ノイズを徹底的に排したシンプルかつ強力な製品だ。

Attessa Turntable

 最後のAttessa Turntableは、銘機XERXESのDNAを受け継いだアイテムだ。ユニピボット型のオリジナル・9インチ・トーンアーム「Attessa Tonearm」や、ベアリング機構、防振構造のシンクロナスモーター/ACジェネレーターなどXERXES、Radius7譲りの設計を踏襲。素材固有の響きを排し、カラレーションのない透明な響きを獲得したヘヴィー・ウェイト・ガラスプラッターの搭載といった、オリジナルの設計も特長だろう。

 トーンアームには、メイン/アジマスウェイトが取り付け済みで、調整も容易。Danaカートリッジも標準装備し、MMフォノイコライザーも内蔵しているので、買ってきてすぐにアナログ再生が楽しめる。フォノ回路はバイパス可能なので(切替式)、外部フォノイコライザーと組み合わせてもいい。手軽にアナログを楽しみたいが、サウンドクォリティも妥協したくない。そんな想いに答えるターンテーブルとなっている。

「Attessa Streaming/IntegratedAmplifier」の主なスペック

●出力:80W×2(8Ω)、130W×2(4Ω)
●接続端子:アナログ入力(RCA)×2、MM PHONO入力(RCA)×1、プリアウト(RCA)×1、3.5mmミニジャック×1、同軸デジタル入力×2(192kHz/24ビット対応)、光デジタル入力×2(96kHz/24ビット対応)
●消費電力:最大350W(待機時0.5W以下)
●寸法/質量:W432×H76×D373mm(端子含む)/10.48kg(Streaming Amplifier)/10.37kg(Integrated Amplifier)

Integrated Amplifierのリアパネル

「CD Transport」の主なスペック

●接続端子:同軸デジタル出力×1(44.1kHz/16ビット)
●消費電力:最大25W(待機時0.5W以下)
●寸法/質量:H76×W432×D349mm/6.1kg

「Attessa Turntable」の主なスペック

●モーター/コントローラー:防振構造24極シンクロナスモーター/高精度デジタルACジェネレーター
●回転数:33 1/3、45(切替え)
●接続端子:アナログ出力(RCA)×1、フォノイコライザーバイパス可
●消費電力:最大25W(待機時0.5W以下)
●寸法/質量:W432×H104.5×D353mm(カバーなし)/6.3kg
●トーンアームタイプ:ユニピボット
●アーム/ベース:5052アルミニウム製/ABS製
●実効長:240mm/9インチ
●内部配線:0.08mm OFC
●使用可能カートリッジ自重(MM):約5g〜約8.5g