オーディオブランドAVIOTは11月4日、都内で報道陣・バイヤー向けの展示会「AVIOT2021新製品展示会」を開き、先に発表済の3モデルを含め、今後発売予定の全7モデルの完全ワイヤレスイヤホンの展示を行なった。会場で展示・発表された製品は下記の通り。

「TE-BD21j-ltd」 11月5日発売 ¥19,800(税込)★
「TE-BD21j-ltdpnk」 11月下旬~12月上旬発売予定 ¥26,950(税込)★
「TE-D01r」 11月発売 ¥17,600(税込)★
「TE-D01gs」 ¥5,390(税込)
「TE-BD11t」 ¥15,400(税込)
「TE-D01m2」 ¥14,850(税込)
「TE-D01i2」 ¥10,900(税込)
※★は発表済。ほかは会場発表

 TE-BD21j-ltdは、AVIOTの型番の作法の通り、バランスド・アーマチュア(BA)型ドライバー2基、ダイナミック(D)型ドライバー1基の、合計3基のドライバーを搭載したハイブリッドモデル。前作「TE-BD21j」のドライバーの構成を踏襲しているが、本モデルは音質向上のためにパーツをグレードアップしているのが特徴だ。

▲「TE-BD21j-ltd」(左)と「TE-BD21j-ltdpnk」

 また、クアルコムの提唱する次世代プラットフォーム「Snapdragon Sound」にも対応しており、対応スマホと組み合わせれば、LDACと同じ最大96kHz/24bitのハイレゾコンテンツ伝送が可能になる。短い時間ながら試聴することができたのでそのインプレッションを記すと、前モデルに対し、レスポンスと帯域バランスの向上が感じられた。

 TE-BD21j-ltdpnkは、pnkという型番の通り、上述TE-BD21jをベースに、ミュージシャン「ピエール中野」がサウンド・デザイン監修を行なったコラボモデル。氏のコラボモデルとしては第5弾となり、今回のキーワードは低音になるという。

 TE-D01rは、デザインや仕様などをターゲットとなる女性向けに設計した、完全ワイヤレスイヤホン。充電ケースの蓋裏には鏡がセットされており、コンパクトミラーとしても使えるようになっている。フェイスプレートの形状がハート型になっているのもアクセントになるだろう。化粧品が付いても簡単に落とせる耐汚塗装が施されているほか、機能面ではハイブリッド式のアクティブノイズキャンセル機能の搭載にも注目。

 TE-D01gsは、人気の「TE-D01g」をスケルトン化したポップなモデル。充電ケースの中身が透けて見えるので、充電パックや基板などの配置が分解しなくても分かるなど、マニアにも受けそうな製品。aptXをサポートしており、gsとなって新たに外音取り込み機能が追加された。

▲「TE-D01gs」。5色のラインナップを揃える

▲内部構造が透けていて素敵

 TE-BD11tは、バランスド・アーマチュア型ドライバー×1、ダイナミック型ドライバー×1の、合計2基のドライバーを搭載したハイブリッドモデル。ハイブリッドタイプのノイズキャンセル機能も搭載しており、メーカーではデュアルハイブリッドとして、製品を訴求している。

 TE-D01m2は、ノイキャン機能搭載で人気を博した「TE-D01m」の後継となる製品。ノイキャン機能は当然継承しており、今回はそれが強化され、ハイブリッド式となった。また、BTチップはフラグシップTE-BD21j-ltdと同じく最新の「Snapdragon Sound」に対応。Snapdragon Soundをサポートするスマホと組み合わせれば、96/24のハイレゾ伝送が楽しめるようになる。

 TE-D01i2は、TE-D01rよりもかわいらしさをアップさせた完全ワイヤレスイヤホン。フェイスプレート部分には花柄模様があしらわれ、より耳元をおしゃれに飾ってくれるだろう。 “マカロン”のような仕上がりを見せる。前モデル「TE-D01i」からのアップデートとしては、アクティブノイズキャンセル機能の搭載が挙げられる。

▲マカロンのようなかわいらしいデザインの「TE-D01i2」