ハイセンスジャパンは、BS/CS4Kチューナーを内蔵した有機ELテレビ「65X8F」を11月中旬に発売する。市場想定価格は￥250,000前後(税込)だ。
同社ではこれまでも、「X8F」シリーズとして55インチと48インチの2モデルをラインナップしている。今回はさらに大型サイズとして65インチモデルがラインナップに加わったことになる。
映像エンジンの「NEOエンジンplus 2020」
主な仕様も従来モデルを踏襲しており、映像エンジンには「NEOエンジンplus 2020」を搭載。繊細かつ鮮烈な映像美を楽しめるよう配慮されている。
ネット配信のコンテンツを分析し、色濃度/超解像処理/輝度/ダイナミックガンマ補正等について最適な映像処理を行い、高いコントラストと自然な色彩で表情豊かに再現する「AIネット映像高画質処理」や、5層のニューラルネットワークを深層学習し、通常の映像とぎらつきが目立つ映像を自動判別。シーンごとに適した超解像処理を実施し、ノイズの少ないきめ細やかな高画質を実現する「AIシーン別超解像処理」なども搭載した。
有機ELパネルには、高輝度で高いコントラストを実現できる冷却インナープレートを採用。ガンマ特性の補正に加えて輝度特性の独自チューニングも行うことで、より高いコントラスト再現を実現している。倍速駆動とフレーム補間で、残像感の少ないクリアーな映像も楽しめるという。
ゲーム用には「ゲームモードplus」機能を搭載。「3段階解像処理」で4Kに満たない解像度のゲームも超解像処理で高画質化。遠くの敵を見つけやすくなったり、映像演出をより楽しめるようになる。「HDR再現処理plus」は、白とびや黒つぶれを復元して、自然な色彩を再現する機能だ。また有機ELの特性を活かして動きが早いゲームでも少ない遅延でのフレーム補間を行なうことで、残像感の少ない、なめらかな映像表現が可能となっている。黒フレームを挿入することで残像感も低減した。
動画配信では、NetflixやYouTube、Amazonプライムビデオに加えて、Disney+(ディズニープラス)も楽しめる独自の「VIDDA」を搭載。コンテンツの順番を入れ替えるなど好みに合わせて自在にカスタマイズ可能だ。
「65X8F」の主なスペック
●使用パネル：有機EL（65V型）
●画素数：水平3840×垂直2160画素
●内蔵チューナー：BS 4K/110度CS 4K×1、地上デジタル/ BS・110度CSデジタル×3
●接続端子：HDMI入力×4（HDMI2.0b 18Gbps）、ビデオ入力×1、光デジタル音声出力×1、ヘッドホン出力×1、USB×2、LAN×1
●HDR対応：HDR10、HLG、DOLBY VISION
●主な特長：NEOエンジンplus 2020搭載、AIシーン別超解像処理、AIモーション別超解像処理、3段階超解像度処理、エリア別適正露出復元、64色軸色彩コントロール、AIネット映像高画質処理、スムースモーションOLED 他
●消費電力：421W（待機時0.5W）
●寸法/質量：W1449×H903×D309mm/26.5kg（スタンド含む)