ソニーは、ドルビーアトモスコンテンツを独自の360（サンロクマル）立体音響で楽しめるワイヤレスネックバンドスピーカー「SRS-NS7」を10月29日に発売する。併せて、ソニーの対応ヘッドホンとの組み合わせで360立体音響が体験できるワイヤレストランスミッター「WLA-NS7」も発売すると発表した。それぞれの価格は以下の通り。
●ワイヤレスネックバンドスピーカー SRS-NS7 市場推定価格￥33,000前後（税込）
●ワイヤレストランスミッター WLA-NS7 市場推定価格￥7,000前後（税込）
SRS-NS7は、BRAVIA XRと接続することで立体音響を体感可能（BRAVIA XRのファームウェアアップデートが必要）。ドルビーアトモスなどの立体音響コンテンツだけでなく、ドラマなどの2chコンテンツも、前後左右のサラウンド音場に高さ方向の表現が加わり、臨場感と広がりのある立体的な音が楽しめる。
さらに独自の「360 Spatial Sound Personalizer（サンロクマル スペーシャル サウンド パーソナライザー）」で個人最適化を行う。聴感特性は人それぞれ異なるため、専用アプリを使って視聴者の耳を撮影、その形状から聴感特性を解析する独自開発アルゴリズムによって、ユーザーに適した音場を作り出す仕組みだ。
スピーカー本体も、振動板面積を拡大させた独自の「X-BalancedSpeaker Unit（エックスバランスド スピーカー ユニット）」の搭載により、小型サイズながらユニットのサイズを最大化し、音圧を上げつつ歪みの少ないクリアーな音を実現している。
斜め前向きに配置したスピーカーユニットから耳元に音が広がるので、迫力あるサウンドが楽しめる。また、低域増強用のパッシブラジエーターを左右にそれぞれ2個配置した「デュアル・パッシブラジエーター方式」を採用。キレと存在感のある低音域で、映画からライブ映像まで高品位な音を実現してくれる。
映画やドラマのシリーズを通して見続けるケースを想定し、最長12時間使用可能な長時間バッテリーを搭載。USB Type-Cによる10分の急速充電で、60分の使用も可能とのことだ。
SRS-NS7は360 Reality Audioの認定ネックバンドスピーカーでもあり、スマートフォンやウォークマンとBluetooth接続することで、360 Reality Audioコンテンツを立体音響として体感できる。音楽視聴にも適した音作りなので、ライブ音源等の音楽コンテンツ視聴にも最適だ。
SRS-NS7に同梱される送信機は、ワイヤレストランスミッターのWLA-NS7として単体でも発売される。BRAVIA XRとWLA-NS7に対応するソニー製ヘッドホンを組み合わせることで360立体音響が実現でき、作品に入り込んでいるかのような圧倒的な没入感が得られる。対応ヘッドホンは以下の通り。
※対応モデル（2021年10月21日時点）：WH-1000XM4、WF-1000XM4、WH-1000XM3、WF-1000XM3、WI-1000XM2、WH-XB910N、WH-XB900N、WH-XB700、WH-H910N、WH-H810、WF-C500
なお同社では、今回の新商品をソニーショールーム/ソニーストア 銀座、ソニーストア 札幌、ソニーストア 大阪、ソニーストア 名古屋、ソニーストア 福岡天神にて、10月21日（木）から展示をスタートしている。実際のサウンドが気になる方は各店舗に足を運んでいただきたい。