映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第64回をお送りします。今回取り上げるのは、久保田さんが“今年一番の話題作”と推す『DUNE/デューン 砂の惑星』。IMAXの大画面で、観るよりも体験してほしいとのことだ。とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)

【PICK UP MOVIE】
『DUNE/デューン 砂の惑星』
10月15(金)全国公開

 砂の惑星デューン。ここには2つの勢力が争っているように見える。まずはこの程度を覚えているだけでいい。あとは映画の流れに身をまかせているのが一番の得策だろう。

 先日、ベネツィアでプレミア上映されたこの作品について、ヴィルヌーヴ監督は、これはアイマックス・フォーマットのために夢を見て撮影したものであり、そのような方法で映画を見ることはほとんど物理的な経験だと語った。

 本作は、IMAXカメラで撮影した作品に与えられる「Filmed for IMAX」を取得しており、IMAXカメラには、ARRI ALEXA LF、MINI LF、Panavision Millennium DXL2、RED Ranger MONSTRO、ソニーのVENICE,そしてARRIALEXA65 IMAXがある。

 IMAXを意識して夢を描き、デザインをし、撮影をした作品です。この映画を大画面で見ると、ほとんど身体的な体験になります。可能な限り没入できるように映画をデザインしました。私にとって、大画面は言語の一部なのです。

 このヴィルヌーヴの言葉は決して大げさなものではないだろう。キャストはみなキャラクターを生きており、映画という秘境をシャラメらと共に旅している。

 すばらしいメカ造形と、驚異的な映画体験。父と息子の物語。まずは今年見ないといけない一本だろう。

 できればIMAXで味わってほしい一本。これはまちがいなくあなたの人生を変える一本になることだろう。

映画『DUNE/デューン 砂の惑星』

10月15日(金)より、グランドシネマサンシャイン池袋、TOHOシネマズ日比谷ほかにて全国ロードショー

監督・脚本:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演:ティモシー・シャラメ、レベッカ・ファーガソン、オスカー・
アイザック、ジョシュ・ブローニン、ステラン・スカルスガルド、
ゼンデイヤ、デイヴ・バウディスタ、ハヴィエル・バルデム
原題:DUNE
配給:ワーナー・ブラザース映画
2021年/アメリカ/シネマスコープ/IMAX/ドルビーシネマ/155分
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