ソニーは、4K有機EL・液晶テレビ ブラビアの2021年発売モデルに対し、PlayStation 5(PS5)との連携機能を追加するソフトウェアアップデートを行なうと発表した。

 追加する機能は「オートHDRトーンマッピング」と「コンテンツ連動画質モード」の2つ。アップデート用のソフトウェアは、2022年1月末日までに無償で提供を開始する予定という。

PlayStation 5との連携機能
ソフトウェアアップデート時期:2022年1月末日までに開始、無償
対応モデル:A90J、A80J、X95J、X90Jの4シリーズ
アップデート内容:「オートHDRトーンマッピング」「コンテンツ連動画質モード」
※連携機能を使うにはPS5側のソフトウェアアップデートも必要

「オートHDRトーンマッピング」
PS5が、接続されているブラビアの機種を認識し、各テレビに最適なHDRの設定値を自動的に入力。これにより、白飛びしてしまいがちな明るい部分や、潰れてしまいがちな暗部の階調も、豊かな色彩のまま描き出せるようになる。本機能は、PS5の初期設定時、またはPS5に新たに対象機種を接続した場合に有効になる。

「コンテンツ連動画質モード」
PS5でゲームや映画などさまざまなコンテンツを楽しむ際に、コンテンツに応じて画質モードが自動で切り替わる。操作の応答速度が優先されるゲームプレイ時には「ゲームモード」に、映画などの視聴時には「スタンダードモード」になる。
※本機能は、「オート画質モード」オン時に有効

 アップデート対象モデルの中でも、BRAVIA XRは認知特性プロセッサー「XR」の搭載によって自然で美しい映像と臨場感のある音の再現が可能で、加えて、4K/120fps対応、および入力遅延を抑えるゲームモードを備えているのが特徴。今回のアップデートによりソニーでは、PS5に最適なテレビ『Perfect for PlayStation 5』としてBRAVIA XRを位置づけて訴求していくとしている。

 また、ホームシアターシステム「HT-A9」や、サウンドバー「HT-A7000」を介してPS5とブラビアを接続した場合でも、「オートHDRトーンマッピング」と「コンテンツ連動画質モード」により、ゲームに最適な映像で楽しめるという。