ソニーから、ノイズキャンセル機能付きのワイヤレスヘッドホン「WH-XB910N」が、10月8日に発売される。価格はオープンで、想定市場価格は¥26,400前後。

 WH-XB910Nは、重低音サウンドが楽しめるXBシリーズの最新モデル。前モデル「WH-XB900N」に対して、ノイズキャンセリング機能は進化しており、上位モデル「WH-1000X M4」で培ったノイキャン仕様を踏襲。XB900Nのシングルノイキャン(フィードフォワード)に対して、デュアルノイキャン(フィードフォワード+フィードバック)とすることで、周囲の騒音の除去性能を大幅にアップしているのが特徴だ。

 実際にそのノイキャン性能は高く、ボーという少し大きめの送風音のキャンセル具合も、XB900Nではかなり残っているが、新XB910Nでは上手に除去してくれており、サーというほとんど気にならないレベルまで静音化してくれていた。

 重低音が楽しめるEXTRA BASS専用の40mm径ドライバーは前モデルと同様で、重低音を響かせながらもボーカルのクリアさも両立させているという。もちろん、ソニーオリジナルの高音質技術DSEEもサポートする。360 Reality Audioにも対応する。

 なお、対応コーデックはSBC、AAC、LDACとなり、XB900NでサポートしていたaptX、aptX HDは外れている。

 また、装着性を高めるためにイヤーパット部には、1000X M4で好評の立体縫製を適用し、耳当たりを改善。圧迫感を抑制し、パッシブな遮音性も高めているという。[

「WH-XB910N」(左)と「WH-XB900N」。ヘッドバンドとイヤーカップの分離感を強調するようなデザインに変更されており、よりカジュアルな雰囲気を出すようにまとめられている

 なお、バッテリーの持続時間は約30時間(連続再生、ノイキャン・オン)で、ノイキャンをオフにすると最長約50時間(連続再生)になるという。10分の充電で約4.5時間使える急速充電にも対応する。

 同時発表の完全ワイヤレスイヤホン「WF-C500」と同じく、「Fast Pair」「Swift Pair」機能をサポートする。キャリングケースが新たに同梱されることになった。

WH-XB910Nの主な仕様
ユニット:40mm径ダイナミック型
対応コーデック:SBC、AAC、LDAC
連続再生時間:最大約30時間(ANC オン)、最大約50時間(ANC オフ)
急速充電:〇(10分で約4.5時間再生可)
質量:約252g
付属品:USB Type-Cケーブル(約20cm)、オーディオケーブル(約1.2m)、キャリングケース