ハーマンインターナショナルから、JBLのイヤホン／ヘッドホンの新フラッグシップラインとなる「TOUR（ツアー）」シリーズが、10月1日に発売される。ラインナップは、完全ワイヤレスイヤホンの「TOUR PRO+ TWS」と、ワイヤレスヘッドホンの「TOUR ONE」となる。価格はオープンで、同社直販サイト価格はTOUR PRO+ TWSが￥25,300（税込）、TOUR ONEは￥33,000（税込）。
今回発表のTOURシリーズは、音楽コンテンツを楽しむだけでなく、コロナ渦の中広まったリモート会議やオンライン授業など、オーディオ機器の利用シーンの多様化に合わせて、日常生活におけるオーディオ（音・会話など）をより高音質で体感できるようにと、まとめられたものとなる。
完全ワイヤレスイヤホンのJBL TOUR PRO+ TWSは、ハイブリッドノイズキャンセリング機能を搭載。さまざまな利用シーンで効果的に使えるよう、余計なノイズが多く存在する周波数帯を中心にノイズ軽減作用を高めるように再チューニングしているのが特徴。
また、外音取り込み機能には2種類の作動があり、必要な時間だけ周囲の音を聴いたり、イヤホンを装着したまま相手と会話するといった用途に合わせて選択できる（ワンタッチで簡単に切り替えが可）。
ユニットには、セルロースナノファイバー素材を振動板に採用した6.8mm径ダイナミック型を一基搭載。セルロースナノファイバーの採用で軽量化（鋼鉄の５分の１の軽さという）を果たすとともに、鋼鉄の5倍の高強度、温度による伸縮もガラス程度に強固といった特性により、音の歪みを抑え、低域から高域までバランスよく、フラットで豊かな安定したサウンドを奏でるという。
対応コーデックはSBC、AAC。
イヤーチップには、装着感と遮音性を高めるよう、高低差のある5種類を同梱。同時に、2サイズのエンハンサー（いわゆるイヤーフィン）も付属している。専用アプリによって装着感のチェックも可能となっている。
そのほか、防水（IPX5）対応、置くだけで充電することができるワイヤレス充電対応など、便利機能も備えている。
一方、ヘッドホンタイプのJBL TOUR ONEもノイズキャンセリング機能に対応しており、本機だけの特色として、外部への音漏れをリアルタイムに自動検知して補正してくれる機能もある。
内蔵バッテリーの持続時間は、ノイズキャンセリング機能オフで最大約50時間、オンでも最大約25時間のワイヤレス再生が可能。
対応コーデックはSBC、AACだ。
ユニットには、軽量で剛性が高い新素材「LCP（液晶ポリマー）振動板」を採用した40mm径ダイナミックドライバーを搭載。不要な振動や歪みを抑え、低域から高域までよりバランスよく、フラットなサウンドが楽しめるようになっている。なお、有線接続時には、ハイレゾ対応にもなる。