先ほどお知らせした通り、来る11月19日から、角川映画45周年を記念して、「角川映画祭」がテアトル新宿、EJアニメシアター新宿ほかで順次開催される。

 その目玉とも言える角川映画第1作『犬神家の一族』は4Kで修復されているわけだが、そのマスターを使った4Kデジタル修復 Ultra HD Blu-ray【HDR版】が12月24日(金)に発売されることになった。4K Ultra HD Blu-ray+Blu-ray+特典Blu-rayという3枚組でのリリースだ。

 1976年に公開された『犬神家の一族』は、名探偵・金田一耕助が怪事件に挑む横溝正史氏のミステリーを巨匠・市川崑監督が映画化した傑作。佐清の白マスクや水面から突き出た足が強烈なインパクトで社会現象を巻き起こし、特大明朝体のタイトルレイアウト、大胆なカッティングによる編集、大野雄二氏の音楽など、その映像表現は多くのクリエイター、アーティストに影響を与えてきた。

 4K修復版本編ニューマスターは、オリジナル35mmネガフィルムから引き出された精細な映像やクリアーな音声にグレードアップ! 作品完成時の本来の形を目指して、1976年ストックの上映プリントの解析に始まり、東洋現像所(現・IMAGICAエンタテインメントメディアサービス)で発掘された初号オリジナル・タイミングシート(カットごとの色味の補正値)、更には当時の実作業を担当したフィルム技術スタッフ陣の証言をもとに、色調と画郭を徹底調査。市川組の編集を手がける長田千鶴子氏の最終監修を経たHDR(ハイダイナミックレンジ)グレーディングとサウンドトランスファーによって、市川崑監督が描いた世界観を忠実に再現する。

 UHDブルーレイは、究極のソフトを目指して3層ディスク(100Gバイト)を採用、画質を徹底追及した。加えて、日本語・英語字幕も収録したバリアフリー仕様。特典には、2017年に映画秘宝COLLECTIONとして発売された「市川崑『悪魔の手毬唄』完全資料集成」第二弾として、「市川崑『犬神家の一族』完全資料集成(A4/ソフトカバー/190ページ以上)」を同梱。映像特典は、4K修復に密着した「『犬神家の一族』<4Kデジタル修復版>の軌跡」【新撮】を始め、過去のパッケージに収録された特典映像がBlu-rayディスクに収められている。

『犬神家の一族』4Kデジタル修復 Ultra HD Blu-ray【HDR版】
(DAXA-5817 ¥16,280、税込)、2021年12月24日(金)発売

<スタッフ>●監督:市川崑●原作:横溝正史●脚本:長田紀生、日高真也、市川崑●撮影:長谷川清●美術:阿久根巌●音楽:大野雄二
<キャスト>石坂浩二、島田陽子、あおい輝彦、高峰三枝子、三条美紀、草笛光子、三國連太郎

●発売・販売:KADOKAWA
●本編146分/3層ディスク(UHD)+2層ディスク(BD)
●東宝1.5ワイド(1:1.5)サイズ、カラー
●収録音声:日本語 リニアPCM 2.0chモノーラル
●字幕:日本語、英語
●1976年、日本
●同梱特典:『犬神家の一族』完全資料集成(A4サイズ/ソフトカバー/190P以上)
●映像特典:「『犬神家の一族』<4Kデジタル修復版>の軌跡」【新撮】、「市川崑 映像の秘密[リエディット完全版]」、「オフショッツ〈市川崑 映像の秘密を撮った日〉」(2015年発売「市川崑Blu-rayBOX」特典)、「検証!〜『犬神家の一族』はこうして作られた〜」(30分)、「誕生!金田一耕助」(16分)©KADOKAWA 1976