PDNは、Paradigm(パラダイム)のスピーカー「MONITOR SE」シリーズを2021年10月より順次発売する。ラインナップと型番、税込価格は以下の通りで、カラーはマット・ブラックとグロス・ホワイトの2色を用意している。

●トールボーイスピーカー
MONITOR SE 8000F ¥242,000(ペア) 3ウェイ5スピーカー、バスレフ型
MONITOR SE 6000F ¥143,000(ペア) 3ウェイ5スピーカー、バスレフ型
MONITOR SE 3000F ¥110,000(ペア) 3ウェイ4スピーカー、バスレフ型

●センタースピーカー
MONITOR SE 2000C ¥33,000(1本) 2ウェイ3スピーカー、バスレフ型

●スピーカースタンド
J-18CV2 ¥44,000(1本) MONITER SE 2000C用

▲MONITOR SE 8000F

▲MONITOR SE 6000F

▲MONITOR SE 3000F

▲MONITOR SE 2000Cと専用スピーカースタンドのJ-18CV2

 1982年、カナダのトロント郊外で創業したパラダイムは、スピーカー専業メーカーとして40年近い歴史を誇っている。日本市場への参入は近年のことで、「PERSONA」シリーズ('19年)、「PREMIER」シリーズ('20年)、「FOUNDER」シリーズ('21年)をそれぞれ発表してきた。

 今回発売されるMONITOR SEシリーズはトールボーイ型スピーカー3モデルとセンタースピーカー1モデルで、既発のブックシェルフ型「Atom」を加えれば、2chステレオ再生のみならず、ホームシアターのマルチチャンネルシステムとしても使用可能だ。

 PERSONAシリーズはハイエンド、PREMIERシリーズはミッドレンジ、そしてMONITOR SEはエントリーゾーンという位置づけだが、上位機で培った最先端技術やノウハウが満載されており、コストパフォーマンスの高さが特長となっている。

 パラダイムはカナダ国立研究機関(NRC)と提携し、音科学の基礎研究をすべてのモデルに反映させている。

 MONITOR SEのトゥイーターにはPERSONAウーファー用に開発された独自のアノダイズド・ピュア・アルミニウム素材「X-PAL」を振動板に使用。さらに、上位機と同じ音響レンズ技術PPA(Perforated Phase-Aligning)も採用している。PPAは繊細なトゥイータードームの損傷を防ぎながら、位相のずれた周波数をブロックして、出力を増加させる役割を担っている。

 その他、ウーファーには軽量・高剛性のミネラル充填ポリプロピレンコーンを採用、凹型ギャップ・リバースロールエッジデザインで、すっきりとシンプルな外観を実現した。

PPA搭載X-PALピュアアルミニウムドームトゥイーター

凹型キャップ・リバースロールエッジウーファー