ステレオサウンド創刊55周年記念号となるNo.220(2021年秋号)は、下記のとおり、さまざまな立場の筆者が記したエッセイや評論が盛りだくさんの、読み応え満点の一冊に仕上がっています。特集は、本誌では何と23年振りとなる「モンスターパワーアンプの聴き比べ」を行ないました。表紙を飾る真空管式パワーアンプは、日本のハイエンドオーディオブランド、AUDIO NOTE(オーディオ・ノート)のKagura2(神楽2)。大型の直熱三極管211を2本搭載する、「モンスター」と呼ぶにふさわしい同ブランド渾身の最高級モノーラルパワーアンプです。

巻頭エッセイ
だからオーディオはやめられない

 創刊55周年号の巻頭は、本誌オーディオ評論家5名によるエッセイ集です。「オーディオの何に魅了され、こんにちまで趣味としてのオーディオを続けてこられたのか。どうしてオーディオはやめられないのか」をテーマに、オーディオを趣味とする一人の人間として執筆していただきました。本誌の読者には、長年オーディオを趣味としているベテラン愛好家から、オーディオの面白さや愉しさに気づき始めた初心者まで、さまざまな“マニア度”の方がおられると思いますが、それらのマニアはもちろん、オーディオの魅力にまだ気づかれておられない“初心者未満”の方にも、ぜひ読んでいただきたいエッセイ集です。

特集
最新モンスターパワーアンプが聴かせる超絶サウンド

 特集では、滅多に聴き比べることができない現代最高峰のハイエンドパワーアンプを本誌試聴室で聴き比べてみました。試聴したのは、2019年以降に日本国内で新発売された、まさに“モンスター”と呼ぶにふさわしい設計内容を誇る超弩級パワーアンプ7モデルです。今回は本誌リファレンス・プリアンプとの組合せに加えて、同ブランド・同グレードのプリアンプとの組合せでも試聴しています。モンスター級のパワーアンプは、スタンダードクラスのパワーアンプと比べて、どれほど優れたスピーカー駆動力を備え、どれほど魅力的にスピーカーを鳴らすことができるのか。この特集でご確認ください。

今回試聴したパワーアンプ7モデル
 ・ スペック RPA-MG1      
 ・ オクターブ  Jubilee 300B    
 ・ イプシロン Hyperion      
 ・ ゴールドムンド  Telos 1000 Nextgen 
 ・ CHプレシジョン M10        
 ・ オーディオ・ノート Kagura 2      
 ・ ソウリューション 701 Mono Power Amplifier

そのほかの注目記事

①二本立てでお届けする「本誌創刊55周年記念企画」。一本目は、創刊2号に掲載された「音楽談義 小林秀雄×五味康祐」の再録。二本目は、いまからちょうど40年前の1981年に他界したオーディオ評論家、瀬川冬樹さんの愛用機に関する記事を辿る「瀬川冬樹が愛した名機たち」

②USB接続によるファイル再生に関わる問題にスポットを当てた第1回につづき、LANケーブルやスイッチングハブなどネットワーク再生に関わる環境整備についてお届けする「傅信幸と土方久明のファイル再生ワークショップ」の第2回。

③気鋭の哲学者であり、近年は作家としても活躍されておられる千葉雅也氏の新連載「オーディオ存在論 失われた音を求めて」

④オーディオシステムを再構築するまでの顛末を前号で取材した、『世界の中心で、愛をさけぶ』などの恋愛小説で知られる作家・片山恭一氏の特別寄稿「新しいオーディオ生活、その後」

⑤日本各地のオーディオショップを訪問し、その店のコンセプト、展示スペース、得意分野はもちろん、販売担当者の愛聴盤・推薦盤もご紹介する連載「オーディオショップ探訪」。第3回は、名古屋市名東区の「サウンドピット」と、東京・秋葉原に店舗を構える「テレオン第2店 sound 110」です。

⑦今季も注目の新製品が目白押し。アキュフェーズ創立50周年記念モデル第3弾のフラッグシップセパレートSACD/CDプレーヤー「DP1000」「DC1000」、3筐体からなるソウルノートの弩級デジタルファイル再生システム「SOULNOTE ZERO LINK ULTIMATE SYSTEM(ZEUS) 」の、デジタルファイルトランスポート「Z3」、D/Aコンバーター「D3」、クロックジェネレーター「X3」等、見逃せない製品ばかりです。

ステレオサウンドNo.220はステレオサウンドストアでもご購入が可能です。