ゼンハイザージャパンは、動画撮影などに適した小型クリップオンラベリアマイクを発表、モバイルキットを含めて3モデルを発売する。
XS Lav Mobile ￥7,700（税込）
XS Lav USB-C ￥8,800（税込）
XS Lav USB-C Mobile Kit ￥14,300（税込）
左が「XS Lav Mobile」で、右が「XS Lav USB-C」
最近は、TikTokなどのショート動画コンテンツが人気で、スマホやデジカメなどのモバイルデバイスやPCを使ってそれらの撮影をしようというユーザーも増えている。しかしゼンハイザーでは、それらの撮影用映像機器の進化に対して音質が追いついていないと感じていたという。
実際に同社製品のユーザー/フォロワーにアンケートを取ったところ、スマホなどのマイクでは音質が不満という人が65％だったそうで、この点を解消し、潜在的なニーズを開拓しようという狙いもあるそうだ。
新製品のXS Lavシリーズは、無指向性のクリップオンマイクと約2mのケーブルを備えており、インタビューやVlogなどで、クリアーで自然な録音を実現してくれる。
マイク部に搭載されたME 2カプセルは、プロの現場で培った経験を元に設計されたもので、等価レベル（マイク自体が発生するノイズ）は32dBをクリアー。この値は同価格帯製品ではもっとも低い（優秀な）数値だという。また聞き取りやすい声になるようゼンハイザーチューニングも加えられている。具体的には、ブライトな声を意識し、高域にわずかに処理を加えている模様だ。
操作性もシンプルで、面倒な設定なしにスマホやカメラに挿すだけで使える。直径10.5mm、重さ19gと小型軽量なのもポイントだ。ウレタン＋ラバーで外れ防止機能を備えた風防も付属する。
「XS Lav USB-C Mobile Ki」
XS Lav Mobileは、約2mのケーブルの先端に3.5mm TRRSコネクター（4極）を備え、アナログ録音用デバイスとの接続が可能。XS Lav USB-Cは、USB-Cコネクター搭載モデルで、PC等とデジタル接続が可能になる。XS Lav USB-C Mobile Kitは、XS Lav USB-Cに「マンフロットPIXI」ミニ三脚と、ゼンハイザースマートフォン用クランプが付属している。
なお今回、モバイルキットのラインナップとして以下の2モデルも発売されている。
オンカメラマイクモバイルキット
MKE 200 MOBILE KIT ￥19,800（税込）
●同梱物：MKE 200マイク、3.5mm TRSケーブル、3.5mm TRRSケーブル、ウインドジャマー、ポーチ、マンフロットミニ三脚、ゼンハイザースマートフォンクランプ
ポータブルラベリアモバイルキット
XSW-D PORTABLE LAV MOBILE KIT ￥47,300（税込）
●同梱物：XSW-D 3.5mmジャック型送信機、XSW-D 3.5mmジャック型受信機、ME 2-IIクリップオンラベリアマイク、3.5mm TRS–TRSケーブル、3.5mm TRS–TRRSケーブル、コールドシューマウント、ベルトクリップ、USB A-C充電ケーブル、マンフロットミニ三脚、ゼンハイザースマートフォンクランプ
「XSW-D PORTABLE LAV MOBILE KIT」
「XS Lav Mobile」の主なスペック
●コネクター：3.5mm plug（TRRS）
●トランスデューサー原理：Pre-polarized condenser
●指向特性：Omni-directional
●周波数帯域：50Hz〜18kHz
●等価雑音レベル：32dB
●感度（無負荷、自由音場、1kHz）：-42dB V/Pa
●直径：10.5mm
●本体重量：19g
「XS Lav USB-C」の主なスペック
●コネクター：USB Type-C 2.0フルスピード
●トランスデューサー原理：Pre-polarized condenser
●指向特性：Omni-directional
●周波数帯域：70Hz〜18kHz
●等価雑音レベル：32dB
●感度（無負荷、自由音場、1kHz）：-16dB FS/Pa
●サンプリングレート：8/16/32/44.1/48kHz
●最大音圧レベル：110dB
●直径：10.5mm
●本体重量：17g
●対応プロファイル：Windows 10.0以降、macOS 10.15以降、Linux Kernel 5.4以降、Android 8.1以降、iPadOS 13以降