IC-CONNECTは、Audirect (エーユーダイレクト)社製品の輸入販売をスタートすると発表した。それに伴い、新製品ポータブルDACを8月20日(水)から販売する。型番と価格は以下の通り。

ATOM2 市場想定価格¥9,500前後
Beam2se-21 市場想定価格¥11,500前後

 ATOM2は本体にUSB Type-Cを備えており、スマホ等に取り付けることでアナログ接続用のイヤホン(3.5mmミニジャック)が使えるようになる。その主な特徴は以下の通り。

●DACチップにESS Technology製「ES9218AC PRO」を搭載し、リニアPCMで最大768kHz/32ビット、DSDは最大22.4MHzに対応。
●本体は変換アダプターのように小さく、重量も18gで持ち運びが便利。装着時も14㎜程度大きくなるだけなので、邪魔にならない。
●MQAに対応しており、MQAフォーマットの音楽ファイルを再生することで、より原音に近いサウンドを楽しめる。
●装着したイヤホンを判断し、自動でゲインを調整。その為、ハイインピーダンスのイヤホンやヘッドフォンから、ローインピーダンスのモデルに変更した場合でも、大音量で耳を傷めるような事がない(ある程度の音量調整は必要)。また本体のLEDは、再生中の楽曲のサンプリングレートに合わせて色が変化する為、現在の音質がひと目で判断できる。

ATOM2の主なスペック

●DACチップ:ES9281AC PRO
●THD+N:<0.0004%
●S/N:≧118db
●周波数特性:20Hz〜40kHz
●ハイレゾ対応信号:PCM=768kHz/32ビット、DSD=22.4MHz(DSD512)まで
●出力;≧30mW(16Ω) ≧62mW(32Ω)≧7mW(600Ω)
●接続端子:USB Type-C、3.5㎜ステレオミニジャック
●寸法/質量:W14×H11×D28㎜/18g

 一方のBeam2se-21は、付属のケーブルでスマートフォン等につなぐことで、簡単に高音質な音楽再生が可能なアイテムだ。接続ケーブルは取外し可能なので、断線による故障などのリスクを軽減し、幅広い機器で使える。付属のUSB Type-C to Type-A変換コネクターを利用する事で、PC等にも接続が可能となり様々なシーンに対応する。その主な特長は以下の通り。

●リニアPCMで最大768kHz/32ビット、DSD22.4MHz、MQAをサポート。また、高性能なパワーマネージメント設計が施されており、同社従来比で省電力化を実現している。
●一体成型のメタルボディに、キズのつきにくいアクリルを採用し、スタイリッシュな形に仕上げている。23gと軽量で、小型の本体は場所をとならないため持ち運びにも便利。
●本体側面にあるボタンで、高/中/低のゲインモードを切り替えられるので、様々なイヤホン・ヘッドフォンとの組み合わせが可能。また、側面のボタンを3秒長押しすると、ナイトモード(LED照応)と通常モード(LED常灯)が切り替えられる。

Beam2se-21の主なスペック

●DACチップ:ES9281AC PRO
●THD+N:<0.0003%
●周波数特性:20Hz〜40kHz
●ハイレゾ対応信号:PCM=768kHz/32ビット、DSD=22.4MHz(512)まで
●出力:≧115mW(16Ω) ≧120mW(32Ω)≧.6.8mW(600Ω)
●接続端子:USB Type-C、3.5㎜ステレオミニジャック
●寸法/質量:W15×H10×D53㎜/23g
※数量限定でType-C to Lightningケーブルがおまけで付属(保証対象外)