TVS REGZAは、同社の4K有機ELレグザ「X9400Sシリーズ」などを始めとするレグザ全7シリーズで「WiSA SoundSend」の認証を取得したことを発表した。

 「WiSA(Wireless Speaker and Audio)」は、家電コンソーシアムのワイヤレススピーカーアンドオーディオアソシエーションが推進する高音質ワイヤレスオーディオ伝送規格。最大96kHz/24ビットでの音声信号の伝送が可能で、無線を使った伝送で避けられない音の遅延がほとんどないのが特長だ。そのためマルチチャンネルサラウンド再生にも適しており、日本でも先日オンキヨーがWiSAを使った2.1〜5.1chサラウンドシステムをクラウドファンディングで発売、多くの注目を集めた。

 今回レグザが取得したWiSA SoundSend認証はテレビメーカー向けに設けられたもので、テレビに接続したワイヤレストランスミッター「WiSA SoundSend」とWiSA Certifiedコンポーネントとの連携を保証する。

 具体的な接続方法はレグザのeARC対応HDMI端子をWiSA SoundSendにつなぐだけ。これによりテレビ放送やネット動画、レグザにつないだブルーレイソフトなどのコンテンツ(ロスレス音源の伝送も対応済み)を再生できるようになる。

 今回の認証取得により、レグザとWiSA対応のワイヤレススピーカーの組み合わせで、めんどうな配線作業なしに高音質なサラウンドサウンドが楽しめるわけで、リビングでの映像&サラウンド体験がさらに快適になることは間違いない。

WiSA SoundSend認証取得モデル
「X9400Sシリーズ」「X8900Kシリーズ」「Z740XSシリーズ」
「Z670Kシリーズ」「M550Kシリーズ」「C350Xシリーズ」「V34シリーズ」