ディーアンドエムホールディングスは、アメリカ、Polk Audio(ポークオーディオ)のスピーカー「Reserveシリーズ」を2021年6月24日に発売する。新製品の型番、税込価格は以下の通り。本体カラーは「R100」と「R200」はブラウン、ブラック、ホワイトの3色、他はブラウンとブラックをラインナップしている。

●ブックシェルフ型スピーカー
R100 ¥77,000(ペア)
R200 ¥103,400(ペア)
●センタースピーカー
R300 ¥51,700(1台)
R350 ¥70,400(1台)
R400 ¥90,200(1台)
●フロアー型スピーカー
R500 ¥154,000(ペア)
R600 ¥206,800(ペア)
R700 ¥264,000(ペア)
●サラウンドスピーカー
R900 ¥77,000(ペア)

 ポークオーディオは、1972年にメリーランド州ボルチモアで創業、およそ半世紀にわたる伝統あるスピーカー専業ブランドで、アメリカのコンポーネントスピーカー市場においては第2位の売り上げを誇っている。

 ディーアンドエムホールディングスでは、同ブランドのサウンドバー「Signa S3」を2020年6月に日本国内で発売、翌年2月には第二弾としてサウンドバー「REACT」を発売している。どちらの製品もサウンド、機能性、デザインともに好評だという。

 そして今回、ポークオーディオ製スピーカーシステムの国内導入第一弾として「Reserve」シリーズの発売が決定した。

 Reserveはスペイン語では「レゼルバ」で、通常より長く(国によっては法律で定められた期間がある)熟成させた、とっておきのワインを意味する。今回のReserveシリーズもそれと同様に熟成期間を経て作られた、とっておきのスピーカーという思いが込められている。

 先進的な素材や音響に関する広範な研究・開発によって蓄積された技術を用いて、プレミアム品質のスピーカーを手の届く価格で提供するというポークオーディオのミッションを具現化したモデルとなっている。

「R900」は背面にアッテネーターの切り替えスイッチを備えており、上向きや壁掛けなどの設置方法に応じてトゥイーターのレベルを選択できる

 「ピナクル・リングラジエーター」「タービンコーン」「パワーポート」など、フラッグシップモデル「Legend」シリーズ(日本未発売)のために開発された数々の技術を投入し、フラッグシップに迫るパフォーマンスをリーズナブルな価格で実現しているそうだ。

 なおReserveシリーズは全モデルで50kHzまでの高域再生に対応しており、ハイレゾオーディオ認証も取得している。この価格帯でハイレゾコンテンツも充分楽しめるスペックを備えているのもポイントだろう。

 なおシリーズのトップモデルとなるR700では、同社が理想とする音響特性を再現するための手法として、ウーファーが逆相接続されている。そのため、AVセンターの自動音場補正機能による測定時に、逆相と判定される可能性もあるという。しかしこれは製品の音作りによるもので、接続を変える必要はないとのことだ。

 新製品の主な特長は以下の通り。

Pinnacle Ring Radiator(ピナクル・リングラジエーター)
 数十年にわたるトゥイーターの革新、設計、試作を経て、新たに開発された1インチの高精細ピナクルリング・ラジエーター・トゥイーター。不要な色付けや歪みのない、きわめてクリアーで鮮明な高音を実現する。

左がピナクル・リングラジエーターを採用したトゥイーターで、R900には0.75インチ、他のモデルには1インチタイプが搭載されている。右はウーファーやミッドレンジに作用されたタービンコーン振動板

 ピナクル・トゥイーターは、高域エネルギーの拡散性を改善する、精密に調整されたウェーブガイドを採用しており、幅広いスイートスポットを確保するとともに、徹底的にダンプされたリアチャンバーが不要な共振を解消している。これにより、不要な色付けや歪みのない、クリアーで鮮明な高音を実現している。

Turbine Cone(タービンコーン)
 タービンコーンは、人間の耳が特に敏感な中音域を自然に再現するために、Legendシリーズ用に開発された。この振動板は、独自のフォームコアとタービン形状を組み合わせたもので、押し出し(インジェクション)成形によって作られている。質量を増やすことなく剛性と内部損失を飛躍的に高めることにより、細部まで聞き取りやすくスムーズできめ細やかな中音域と余裕のある低音を実現する。

X-Port Technology
 Reserveシリーズには特許技術のX-Portが採用された。X-Portとは、バスレフポートの中央部に吸音材を充填したポール(クローズドパイプ・アブソーバー)を取り付けたもので、不要なキャビネットとポートの共振を排除する機能を備えている。500Hz〜1kHzに効果的に作用し、透明感や厚みのある中低域の再現が可能になるそうだ。

写真左はX-Port Technologyを採用したバスレフポート。右はそれを発展させたPower Port2.0の内部構造で、こちらはフロアー型のR600とR700に使われている

Power Port 2.0(パワーポート)
 Power Portは、R600とR700に採用されているバスレフポート技術。ポートの開口部を本体底面に設けたダウンファイアー型で、X-Portと同じクローズドパイプ・アブソーバーを備えている。これによりポートノイズを抑え、一般的なバスレフポートに比べて低音域をより深く、より高い出力レベルで再生できる。

8インチAluminum/Polypropylene Woofer
 R700には、専用設計の8インチ径アルミニウム/ポリプロピレン・コーン・ウーファーを2基搭載。高度なPoint-to-Point補強が施され、大音量再生時にも揺るがないキャビネットおよびPower Port 2.0と組み合わせることで、雄大なスケール感と透明感を両立した低音再生を実現している。

Magnet Catch Grill
 Reserveシリーズはマグネット固定式のスピーカーグリルを採用。ブラウン、ブラックカラーにはダークグレー、ホワイトにはライトグレーのグリルが付属する。

Premium Terminal
 締めやすくケーブルを確実に固定できるスピーカーターミナルを採用。バナナプラグ、Yラグにも対応する。「R700」は高域用、低域用の端子が独立しており、バイワイヤリング接続やバイアンプ駆動も可能。