ソニーから、完全ワイヤレスイヤホンの新製品「WF-1000XM4」が、6月25日に発売される。価格はオープンで、想定市場価格は￥33,000前後。
▲カラーリングはブラックとプラチナシルバー（写真）の2種類をラインナップ
WF-1000XM4は、ノイズキャンセリング（ANC／ノイキャン）機能を搭載した、完全ワイヤレスモデルの待望の最新機。前モデル「WF-1000XM3」の登場から3年、ノイキャン性能に磨きをかけるとともに、さらにソニーの独自Bluetoothコーデックでもある「LDAC」に、完全ワイヤレスモデルとして初めて対応した製品となる。
WF-1000XM4では、クラス最高と謳われたM3のノイキャン性能をさらに向上させるために、ノイキャン用のプロセッサーとBluetooth オーディオSoCを統合した新開発のプロセッサー「統合プロセッサーV1」を搭載。
ノイキャンの構成としては、フィードバックとフィードフォワードに対応するハイブリッド型であるが、統合されたプロセッサーの処理速度が向上したことにより、主に高域部分のノイキャン性能がアップしたという。
また、屋外で使用する際に気になる風音の処理アルゴリズムの変更で、風ノイズを低減しているほか、外取り込み機能の音質についてもユーザーからの要望に応え、主に高域部分の聴こえ方が自然になるようなチューニングを行なっているそうだ。
加えて、本M4ではイヤーピースをウレタンフォーム仕様に統一。より耳への圧着度を高めることで、パッシブなノイズ抑制効果も高めているそうだ。
▲同梱されるイヤーピース（ノイズアイソレーションイヤーピース 写真はプラチナシルバー用）
ちなみに、統合プロセッサーV1に内包されるDAC、およびオーディオアンプについては、LDACコーデックによるハイレゾ伝送が可能になることに合わせ、S/Nや対歪性能をアップ。24bitの信号処理を行なうことで、クリアーなサウンドを楽しめるように設計されているという。
WF-1000XM4の主な特徴
1 完全ワイヤレスイヤホンとして最高クラスのノイズキャンセリング性能
2 LDACのサポートでハイレゾ音質の音楽再生に対応
3 高精度なボイスピックアップテクノロジーによる品質の高い通話が可能
4 ヘッドホンを外さずに会話ができる「スピーク・トゥ・チャット」機能
装着中にユーザーが声を発すると、ヘッドホンが声を自動で認識し、音楽を一時停止すると同時に、ノイズキャンセリング機能から外音取り込み機能に切り替えてくれる。
5 環境に合わせてノイズキャンセリング機能を最適に設定する「アダプティブサウンドコントロール」
6 より安定した装着性を実現する「エルゴノミック・サーフェス・デザイン」
7 最適なイヤーピースを判定する機能（項目）をアプリ実装。より自分の耳に合ったサイズを選択できる。
8 バッテリーサイズを小型化することで、ケース体積を従来より約40％、イヤホン本体の体積を約10％小型化
9 本体のみで8時間、付属のケース併用で合計24時間の音楽再生が可能
10 Qi規格のワイヤレス充電に対応
11 最新のXperiaからのおすそ分け充電にも対応
12 IPX4相当の防滴性能
13 統合プロセッサーV1により、安定したBluetooth接続と、動画視聴時の遅延を低減
14 タッチセンサー・音声アシスタントに対応
15 環境に配慮して、竹、さとうきび、市場で回収したリサイクル紙を由来とするソニー独自開発のオリジナルブレンドマテリアルを使用したパッケージで、プラスチックを全廃した包装を実現。
16 「360 Reality Audio」認定ヘッドホン
▲プラスチックレスのオリジナルパッケージ