アザーコンポーネンツ部門 第1位 エアパルス A100 BT5.0

オープン価格(実勢価格10万8,900円前後、ペア)

ココがすごい!!

密度の濃いサウンドで、近接再生に最適(潮)

伝説のエンジニアが作るアンプ内蔵多目的スピーカー(藤原)

マッシヴかつ透明感のある音。いま大注目の製品(山本)

 

推薦 麻倉怜士

(アンプ内蔵の)パワードスピーカーは日本では売れないという常識を見事に覆したA80の上位モデルだ。「BT5.0」はBluetooth対応の意味。ウーファーは127mm。ピアノ仕上げだ。イリーナ・メジューエワが弾くベートーヴェンはスケールが大きく、同時にしっとりとしたしなやかな音調だ。情家みえ「チーク・トウ・チーク」はベースの弾みが気持ちよく、ヴォーカル音像が明確に再現。空間感の表現もリアルだ。虚飾を排したモニター的なバランスのよさ、クリアーさ、清潔さが聴けた。傑作アクティブスピーカーだ。

推薦 潮晴男

オーディオ界の俊才として歴史に残るスピーカーを手掛けてきたフィル・ジョーンズが作り上げた、DAC機能を内蔵したアクティブスピーカー。先にリリースされたA80よりワンサイズ大きいエンクロージャーに、リボン・トゥイーターとアルミ合金の振動板を用いた新設計のウーファーを加えて、それぞれ専用のパワーアンプで駆動する。中低域はいくぶんあっさりとした印象だが、歪みが少なく密度の濃いサウンドは、ニアフィールドでの再生に至福のひとときをもたらしてくれる。

推薦 小原由夫

サイズ的には先に紹介された弟機A80よりもひとまわり大きいエンクロージャーで、ウーファーは127mmのアルミニウム合金コーン型にサイズアップ。リボン型トゥイーターを含め、その他のスペックは基本的に同一で、内蔵デジタルアンプの出力値も同じなのだが、いちだんとパワフルかつ深々としたディープバスを繰り出すことができるのがセールスポイント。私は昨年暮れにA80を購入したが、その際に本機が出ていれば、間違いなくこちらにした。

推薦 高津修

小型のアクティブスピーカーといえば、かつては簡易なサブシステムやPCオーディオ用。さもなくばスタジオ向けのマルチチャンネルモニターが多かったが、最近は様変り。当機もその模範例で、まさしく本物のリボン・トゥイーターやネオジムウーファーを瀟洒な光沢キャビネットに収め、デジタルオーディオ時代の多彩なニーズに応えるDACアンプを搭載してパーソナルステムの姿を一気にリニューアルした。音もなんと思いきりよく秀逸だ。

推薦 土方久明

「日本のハイファイオーディオ市場ではアンプ内蔵アクティブスピーカーは苦戦する」。そんな定説を覆して大ヒットしたA80の上位モデルが登場した。ホーンロードのリボン・トゥイーターを採用しつつ、アルミニウム合金コーンのウーファーを大型化して低域再生能力が大きく向上。TI製のフルデジタルアンプ2基とXMOSを用いたD/A変換回路を搭載し、アナログ、デジタル、Bluetoothと豊富なインターフェイスも魅力。前へグイグイと飛び出すマッシヴなサウンドに息を飲む。

推薦 藤原陽祐

伝説のスピーカーエンジニア、フィル・ジョーンズが手がけたアクティブ型(アンプ内蔵型)スピーカーシステム。ホーンロード型リボン・トゥイーター、アルミコーンウーファーの組合せで、ゆったりとした落ち着きのある大人っぽいサウンドを楽しませる。特に中低域の描写にも余裕があり、ベースがよく弾み、ジャズトリオが楽しい。アナログ、デジタルUSB TypeBや光(最大192kHzまで対応)接続に加えて、Bluetooth(apt X対応)でも楽しめる。

推薦 山本浩司

大ヒットを続けるA80の兄機となるTI製デジタルアンプを積んだBluetooth5.0対応アクティブスピーカー。A80の115mmウーファーにたいして本機は127mm、それに合わせてキャビネットもひと回り大きくなっているが、カラリングを除いてその他の仕様はまったく同じだ。リボン・トゥイーターにホーンを組み合わせているからだろう、音像がぐっと前に張り出してくるマッシヴで透明感のある音が好ましい。時宜を得た内容の大注目スピーカー。

推薦 和田博巳

30年ほど前に一世を風靡した小型スピーカー、アコースティックエナジーAE-1を設計したフィル・ジョーンズの手になるフルデジタルアンプ搭載のアクティブ型スピーカー。5インチ(127mm)のアルミニウム合金コーンウーファーはAE-1に搭載されていたものと実によく似ていて、高域はホーンローデッド・リボントゥイーターだ。価格は安いけれど実に鳴りっぷりがよく、アナログRCAとデジタル(USB TypeBと光)入力を備え、いろいろな使い方が楽しめる。

 

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