パワーアンプ部門(3)〈100万円以上〉第1位 ソウリューション 311

¥1,850,000+税

ココがすごい!!

目を見張る駆動力を備えたステレオ・パワーアンプ(藤原)

磨き抜かれた美音で音楽のかたちを美しく描く(山本)

純正プリとの組合せでスカッと躍動感溢れる音(和田)

 

特選 麻倉怜士

コンパクトな筐体に秘めたパワフルで上質な音に感動した。ハイエンドの7シリーズで開発したスイッチング電源と大容量コンデンサーの合わせ技が、強力な駆動力を発揮。デュアル・モノーラル・レイアウト設計は、高品位なサウンドステージ表現に結実。S/Nの高さは、微少レベルでのリニアリティを格段に向上させた。間接音がホールに消えゆく際の滞空時間が長く、美しい。対極の大レベル再現も揺るぎなく堂々としたもの。プリアンプ325とのコンビにて、同社純正のサウンドが堪能できる。

推薦 潮晴男

メタルハウジングに収納した4基のスイッチング電源を採用して充分なエネルギーを供給しつつ、アナログ回路と完全に切り離して、電源からの影響を抑え込むことに成功したステレオ・パワーアンプ。パワーブロックをデュアル・モノーラルで構成し相互干渉を低減したことも、ピュアな信号の伝送を支えている。同時にリリースされたプリアンプの325も同様の設計思想で作り込まれているため、両者を組み合わせて再生すると、スピード感としなやかさを併せ持ったサウンドを味わえる。

ベストワン 小原由夫

オーディオコンポーネントの往年の考え方は、プリとパワーにそれぞれ何を組み合わせて使うかというものがあったかと思うのだが、近年は同一ブランドで揃えてこそポテンシャルを120%発揮するケースが多いというのが私の実感。この311も、プリアンプ325と組み合わせた時の吹け上がりのよさと駆動力がとんでもない。見晴らしのよいクリアネスは、まさに彼の地の空気を彷彿させる。スイスからは多くの優れたメーカーが上陸する昨今だが、私はソウリューションに一目置いている。

推薦 高津修

スイスのハイエンドブランド、ソウリューション。311は最上位機711の性能をよりコンパクトな筐体で再現すべく開発されたステレオ・パワーアンプ。120W×2(8Ω負荷)の手頃な出力でありながら、総合1,200VAにおよぶ贅沢な大容量スイッチング電源を配し、またデュアル・モノーラル構成とすることで、驚くばかりに爽快優美なサウンドを獲得している。もともと一体型プリメインをセパレート化した設計なので、325プリアンプとの組合せがお奨め。

ベストワン 土方久明

最近試聴したパワーアンプの中で特に印象に残っている1台。同社パワーアンプの中で価格的にもっともリーズナブルな存在だが、内容は充実している。電源部とアンプ回路を徹底的にセパレートし、さらに左右の信号を分けるデュアル・モノーラル・レイアウトの採用や、最上位機種の701、711で使用されているスイッチング方式の電源回路も投入される。低域から高域までの全帯域が躍動的で、魅力あふれるサウンド。

推薦 藤原陽祐

スイスの高級オーディオメーカー「Soulution(ソウリューション)」が送り出すステレオ仕様のパワーアンプ。可能な限り本体の小型化を追求しつつ、最高峰711のクォリティを目指したという意欲作で、実際、その駆動力、制動力には目を見張るものがある。プリアンプ325との組合せで聴くサウンドは、実に堂々として、気張らず、おおらか。とりわけ微小信号の再現性には傑出したものがあり、その場の気配、空気感の描写が生々しい。

特選 山本浩司

スイスメイドの美しいアピアランスを誇るステレオ・パワーアンプ。高S/Nなスイッチングモード・パワーサプライを搭載、デュアル・モノーラル構成で高音質を追求している。推奨組合せのプリアンプ325とつないで聴いてみたが、磨き抜かれた美音で音楽のすがたかたちを美しく描写する。大編成オーケストラやビッグバンド・ジャズ等を再生すると、グリップの効いた凄みのあるサウンドをひねり出し、おおいに驚かされた。最新映画音響との相性もよさそうだ。

ベストワン 和田博巳

ソウリューションのラインナップ中、エントリーラインとなる3シリーズだが、パワーアンプの311は、アナログアンプ増幅段に、電源部は強力スイッチング電源を組み合わせてデュアル・モノーラル構成とした、小さいけれどパワフルなモデル。試聴ではプリアンプの325とのコンビで聴いたが、デザイン的にはもちろん、音質的にもベストマッチングで、このサイズからは想像ができないスカッとして躍動感溢れる音が飛び出す。

 


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