ナスペックから、SFCのオーディオアクセサリーの新製品として、ディスク専用帯電イレーサー「SK-EX Σ」、およびアナログレコード専用帯電イレーサー「SK-FILTER SUS」が4月12日に発売される。価格はSK-EX Σが¥53,900(税込)、SK-FILTER SUSは¥39,600(税込)となる。

 SK-EX Σは、アナログレコードサイズの帯電イレーサーで、今回のΣは、SK-EXシリーズの第4世代モデルとなる。本Σでは前作で高い評価を得た放電素材サンダーロンを引き続き採用し、シート形状からフェルト形状へと変更することで、長期間の使用においても素材の変化が起こらないように改良されている。なお、形状の変更によって放電効果は約2倍にアップしているということだ。

 使い方は簡単で、静電気を除去したいメディア(ディスク)を、レコードサイズにくり抜かれた穴に置くだけ。その状態で蓋を30秒間閉じ、蓋を開けて、サンダーロンテープ(V字状の部分)の根元部分にあるシルバーポイントに指をあてて人体アースをとれば、除電処理は終了となる。

丸くくり抜かれた部分に除電したいメディアをセットする

 対応するメディアは、12cm盤(CD、SACD、DVD、Blu-rayなど)からアナログディスクまで多彩に使える。12cmディスクについては3枚まで同時に除電(設置)できるそうだ。なお、ケースに入ればケーブルなどの除電も可能という。

 一方のSK-FILTER SUSは、2012年登場のSK-FILTERのリニューアルモデルで、放電素材サンダーロンの容量を1.5倍に増量。結果、静電気除去能力も約30%向上しているという。加えて、台座シャフト部の素材をスチールからステンレス変更することで、製品としての質感もアップさせているそうだ。

 使い方は簡単、再生中のレコード盤の横に本機を設置し、盤面に触れないようにサンダーロンでできた刷毛部分を盤上に来るようにする。盤面とは触れないようにする(2mm程度の間隔をとる)。この状態でレコードを再生すると、再生しながら除電も行なえるという算段となる。

盤上に、盤に触れないように刷毛をセットする。間隔は2mmほどとるといいそうだ