Bang & Olufsenから、同ブランドのヘッドホン「Beoplay HX」が発売される。価格は¥59,900(税込)で、Black Anthracite、Sand、Timberの3色をラインナップ、公式オンラインストア他で3月中旬から順次発売予定だ。

 Beoplay HXは、2017年に発売されたロングセラー「Beoplay H9」をベースに、さらに完成度を高めるべくフルモデルチェンジを行ったモデルとなる。アクティブノイズキャンセリング機能やドライバーの口径(40mm)といった仕様はBeoplay H9を継承しているが、細かい点で改良が施された模様。なお税込み価格はBeoplay H9から据え置きになっている。

左からTimber、Sand、Black Anthracite

 Beoplay HXは、力強く心地よい音を再現するべく、同社のサウンドエンジニアによるチューニングをが施こされている。デジタルアダプティブANC(アクティブノイズキャンセリング)機能は、周囲の環境音をリアルタイムに測定し、ノイズキャンセリングのレベルを自動調整する。不必要な音のみ取り除き、美しい音質を提供するという。

 ヘッドバンドは新開発され、素材の選定により耐久性を保ちつつ、長時間つけていても負担をかけにくい仕様となった。ラムスキン素材で作られたイヤークッションは柔らかく、内側の素材は耳の形や曲線に適応した快適さを実現したメモリーフォームで構成されている。上部のヘッドバンドは牛革で作られ、下部のヘッドバンドはニット生地で覆われている。

 BluetoothはBeoplay H9のVer4.2からVer.5.1に進化し、コーデックはSBC、AAC、aptX adaptiveが再生可能。また、Microsoft Swift PairやGoogle Fast Pair、Made for iPhoneにも対応しており、Android、Appleデバイスどちらにもスムーズに接続できるはずだ。

 ユーザーインターフェイスも改善され、主な機能が操作しやすくなっている。バッテリー駆動時間はノイズキャンセリングオンで最長35時間と大きな進化を遂げている。

「Beoplay HX」の主なスペック

●使用ユニット:40mmエレクトロダイナミックドライバー
●再生周波数帯域:20〜22,000Hz
●インピーダンス:24Ω +/-15%
●出力音圧レベル:95db/1mW@1kHz
●対応Bluetoothコーデック:AptX adaptive、AAC、SBC
●連続再生時間:最長35時間(Bluetooth & ANC利用時)、最長40時間(Bluetooth利用のみ)、充電時間約2時間
●技術仕様:4デジタルMEMSボイスマイク(2個はANCと共用)、4デジタルMEMS ANC用マイク(イヤーカップに2個ずつ)
●寸法/質量:W175×H220×D52mm(イヤークッション面を下に置いた場合)/285g(本体)
●付属品:1.2mオーディオケーブル(3.5mmジャック)、1.25m USB A-USB Cケーブル、ファブリックキャリーケース、クイックスタートガイド