オーツェイドは、ハイレゾ対応の有線イヤホン「intime 碧Ti3 Edition2」を4月中旬に発売する。プラグ違いで3種類をラインナップしており、価格は3.5mmアンバランス仕様が¥19,800(税別)、2.5mmバランスが¥24,800(税別)、4.4mmバランスが¥25,800(税別)。

▲intime 碧Ti3 Edition2

 碧Ti3 Edition2は、2019年8月発売の同社フラッグシップモデル「碧Ti3」の継承モデル。コンセプトである「一般的な3.5mmアンバランス接続でもバランス接続に負けない臨場感」にこだわり、チタン筐体内部の微細な寸法見直しを行ない、より開放感に優れた臨場感のあるサウンドに進化させたという。

 トゥイーターは、オーツェイド社のオリジナル技術である積層型セラミックトゥイーターVST(Vertical Support Tweeter)2の第三世代品を採用。一般的な可聴域を越えた超高域における感度がさらに増加し、より自然に近い音場の再生が可能になったとしている。また、落ち着きのある中高域の再現性も特徴になるという。

 低域を受け持つダイナミックドライバーは、碧Ti3の低音の要となっていた10mm径のチタンコート品を引き続き搭載。周辺支持部材には、ダンピング特性に優れたパーツを使用しており、チタン合金の高い制振性とあわせて偏振動を抑制し、速度感に加えて深みのある低域再生が楽しめるようになった。

 また、TBI Audio System LLC社の特許技術である、第3世代「HDSS」(High Definition Sound Standard)技術を採用。この技術は、キャビネット内部の音が振動板に影響を与えないため、自然で聴き疲れの少ない音を得られるというもの。この音響補正効果に加え、ハウジング内部の最適化を行なうことで、抜けのよさを持ちながら、より乱れの少ない音を奏でるとしている。

 筐体には、軽量なチタン合金を採用し、その機械的剛性が高く、制振性に優れるという素材特性を活かし、加工性・制振性・音響特性のすべてのバランスを高くまとめることで、筐体が軽くても、深くピュアな音が楽しめるチューニングとしている。また、筐体内部構造の見直しによって、装着した際に感じる閉塞感を抑えることにも成功しており、開放感のある音の再生が可能になったという。

 ケーブルには、日本ディックス社製のハイブリット品を採用。芯材のHOT側にOFC+銀コート、COLD側にOFCを搭載することで、優れた低域の解像度や臨場感、音の分離感を発揮するようデザインされている。

 なお、プラグには当初から3.5mmアンバランスに加え、2.5mmバランス、4.4mmバランスの3タイプをラインナップしており、好みや手持ちの機器に合わせて、最適なモデルを選べるようになっている。もちろん、全てのモデルで日本ディックス社製のpentaconn OFCプラグを採用。機械的な堅牢さと低信号損失という特徴を持ち、接続部が音質に与える影響を最小限に留めるとしている。

▲intime 碧Ti3 Edition2の付属品

intime 碧 Ti3 Edition2の主な仕様
型式:ハイブリッド型
ドライバー:10mm径チタンコートダイナミックドライバー、第3世代VST2(積層型セラミックドライバー)
音響補正デバイス:第3世代HDSS
音圧レベル:100dB/mW
再生周波数帯域:10Hz~55kHz
インピーダンス:22Ω
ケーブル:日本ディックス社製ハイブリッドケーブル
プラグ:3.5mmアンバランス Pentaconn35 L型Type、2.5mmバランス Pentaconn25 L型Type、4.4mmバランス Pentaconn High Grade L型Type
付属品:本革ケース、イヤホンポーチ、イヤピース(Acoustune社製 AET07 S/M-/M/L)