2021年になっても、まだまだ巣ごもり需要は高まるいっぽう。外出を控えることも多い昨今では、自宅のオーディオ/AV(オーディオビジュアル)システムの見直しを図ろうという方も多いのではないでしょうか。本誌でもたびたび特集を実施している通り、AVの世界ではネット動画が躍進しており、この対応は不可欠。そのためには一度立ち止まり、基本を考え直す機会を作ってみませんか。
AVに必要な要素は、ディスプレイ(映像表示機)、ソース機器(コンテンツ再生機)、アンプ、スピーカーの4つ。これは今も昔も変わりません。これらすべてのオールインワン機がテレビであると言えます。そのテレビの役割をあえて分割し、より高品位再生を目指すのが趣味としてのAVであるとも言えるのです。
さらに現代のAVを考えるにあたっては、前述の通りネット動画の存在を無視することはできません。つまり、上記4つに加えてインターネット環境も必要になるということ。このネット動画を重要コンテンツと位置づけ、2021年のAVに必須となる要素を再定義することが本特集の趣旨。
ディスプレイ、ソース機器、アンプ、スピーカーの選び方に加え、2chシステムに必要な機材は何か? 5.1chシステムに必要な機材は何か? さらにはドルビーアトモス対応システムに必要な機材は何か? をケースごとに検討していきます。
機材の設置方法など細かな部分については次号で改めて特集を組んで検討する予定。こちらにも乞うご期待。